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治療は男性ホルモンの補充が大原則

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症状につきましては性機能、うつをはじめとする精神症状につきまして、スクリーニングテスト問診を行います。
そのほか外陰部や精巣、前立腺等の診察を行う場合もあります。
あるいは一般的な全身チェックとして、糖尿病があるとかないとかそういった検査も行います。
問診でどういう症状があるかを調べるのは大切そうですよね。
それではこうした問診はどういう内容が行われるのか、久田さんからご説明しましょう。
問診の際によく使われているLOH症候群のチェックリストが、こちらです。
これはセルフチェックにもなります。
全部で17問ありまして、各項目5段階で点数をつけるようになっています。
例えばこの症状が全くないという場合は1点です。
そして軽い場合は2点となっていきまして、非常に重いという場合は5点です。
では項目を見ていきましょう。
全部で17項目です。
今ざっとチェックしますと、私などはだいぶ点数が高そうで不安になってきたんですが、どれぐらいの点数だと心配だと考えるんですかね?
一応目安がございますのでご紹介したいと思います。
…というふうに判断するという基準値がございます。
ただし点数にこだわられる事なく、非常につらい症状が一つでもございますと、日常生活に影響が出る場合は、専門外来を受診頂きたいと思います。
治療が始まりますと治療の内容はどういう事になるんでしょうか?
男性ホルモンの低下が原因でございますので、あくまでも男性ホルモンの補充をするというのが大原則になります。
1番目は男性ホルモンそのものを注射で補う治療法です。
そして2つ目のhCGホルモンを補充する。
これはどういうものですか?
男性ホルモンといいますのは脳から精巣に向かって、男性ホルモンを出しなさいよという刺激が送られてまいります。
ところがLOH症候群の方にはこの刺激が非常に弱くなって、精巣から男性ホルモンがあまりつくられない事がありますので、この刺激を強くするホルモンこれがhCGというホルモンですので、こういった注射をする事で男性ホルモンを増やす治療です。
治療の3つ目男性ホルモンの軟こうを使う。
これはどういう内容ですか?
基本的には1日1~2回陰嚢の皮膚に塗布する薬で、注射療法とは異なりまして、安定した男性ホルモンの補充ができるといわれております。
こうしたホルモンの補充などは、ずっと続けていかなければいけないものなのでしょうか?
男性ホルモンの値から見たらそういう事になるんですが、実際には半年から1年を一つの目安にしております。
といいますのは治療をやめると、確かに男性ホルモンは若干下がるんですが、症状が劇的に悪くなるかというとそうでもなくて、ある程度症状の改善を保つ方がおられます。