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COPDの薬は長時間作用型という非常にいいものになってきた

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口笛を吹くようなイメージ。
そんな感じですね。
ちょっと抵抗をかけるように…。
吐き出す事で、呼吸時間を担保するといいますか補ってやって、十分に息を吐ききるという事になる訳です。
ポイントに戻しますがもう一つ栄養管理の重要性がありますが、これはどういう事でしょうか?
COPDの患者さん大部分の患者さん痩せてくるのですが、これは非常に換気の効率が悪くなる、普通の呼吸をするのにエネルギーを要しますので、カロリーが減ってくる訳ですね。
栄養は口から食べる訳ですが、肺が膨らんで横隔膜が下に押されますと、胃袋も押されますので少量の食事でも満腹感を感じてしまう。
ですから呼吸に負荷がかかってエネルギーは減りますし、エネルギーの取り入れは少量になる事で痩せてくるので、1回の食事は少なくとも、できるだけ頻回に1日に4~6回とるようにして、少しでも栄養の補充をする事が大事かと思います。
回数を分けても一日の摂取カロリーが減らないように、意識をしたいという事ですね。
そのほか日常生活の注意点、いくつか挙げて頂きたいのですがどんな事がございましょうね?
まずCOPDの患者さん高齢でありますので、呼吸器が原因の息切れプラス、関節痛などいろんな事がございますので、活動性がそういったプラスアルファで落ちてしまう事もあります。
ですから椅子に座って洋服の着脱をするとか、あるいは寝具も畳に布団よりはベッドで動きやすいようにして、活動の妨げになる要因を、できるだけ取ってやる事が大事です。
入浴はかなり重症の方ですと負担になりますので、ただ入浴をしない事は生活の質の低下になりますから、酸素療法あるいは短時間作用型の薬剤を、入浴前に使う。
入浴前に適切に使う。
食事は先ほど申しましたように頻回で構いませんので、十分な栄養補給をする。
こうしたいろんな工夫をする事で、COPD患者さんの生活の質は向上すると思われます。
それにしてもやはり肺の機能が落ちますと、ふだん何気なく行っている事に支障が出る事は多いんですね。
歩く駆け足とか何気なくやっている事は、自分の肺が正常だからできるという事ですね。
それが悪くなって初めて自分の肺の大切さに気付くのですが、どうしても年を取ってきますと、年齢のせいとかいろんなほかの理由をつけて、体がアラームを発しているのに気付かない場合が多いですから、そういった事に注意をする事が大事かと思います。
このCOPDという病気について3回にわたって伺ってきました。
この病気に向き合うポイントもう一度まとめて頂けますか。
どんな病気もそうですが早期発見は極めて重要です。
COPDの場合には年のせいとかほかの理由と関係づけて、自分で気付かないようにしている例が多々見受けられます。
是非少しでも息切れせきやたんがあれば、異常と感じて内科の先生に相談して、呼吸機能検査簡単な検査ですのでそういったものを受けて、COPDに気付いてほしいと思います。
不幸にしてCOPDになったとしても、今薬剤が長時間作用型といって非常にいいものになりました。
これを使ってリハビリテーション場合により酸素療法を足す事で、患者さんの生活の質は格段によくなりますし、生命予後もよくなりますので、是非早く気付いて早く管理して頂きたいと思います。
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