スポンサーリンク

COPDは進行すると呼吸困難に陥って命に関わる病気

スポンサーリンク

[ad#ue]
Aさんは7年前から階段を上がる時に、息切れを感じるようになりました。
年のせいかなとあまり気にしていませんでしたが、症状は徐々に強くなっていきました。
最近ではせきやたんも出るようになり、階段だけでなく平たんな道でも、息切れが起こるようになりました。
そこで病院で検査をしたところ、重症のCOPDと診断されたんです。
肺の病気を取り上げますがCOPDと呼ばれる病気なんです。
このCOPDといいますのはこちらご覧頂きましょう。
英語の…、この頭文字をとったCOPDというものなんですね。
日本語では…、このCOPDは病気が進行しますと呼吸困難に陥って、命に関わる事のある病気ですけれども、早く気が付いて治療を行えば症状を和らげる事ができ、また進行を遅らせる事ができます。
COPDとは一体どんな病気なのか、呼吸器内科特にCOPDやぜんそくなどの、まず今日取り上げる病気COPDこれは簡単に言いますと、どういう病気なんですか?
この病気は気管支の炎症、あるいは肺胞が壊される病気で、せきやたん動いたあとの息切れを主症状とする病気です。
以前は慢性気管支炎あるいは肺気腫というふうに分けて、診断していたんですがこの慢性気管支炎肺気腫は、程度の差はあっても合併致します。
ですからあえて分けて診断しないで、慢性閉塞性肺疾患COPDというふうに総称して、早期に診断して治療していく方が利点が大きいという事で、今COPDという病名を使っております。
このCOPD患う方は多いんでしょうか?
2004年に我が国の疫学の報告があるんですが、それですと少なく見積もっても530万人。
多く見れば700万人ぐらいの患者さんが推計されます。
問題は実際にこの病気で通院しておられる方が、20万人ぐらいしかおられない。
つまり病気に気付かずに、見逃しておられる方が非常に多いというのが、この疾患の一つの大きな問題点という事になります。
気付かずに放置されてる方、大変多いという特徴があるんですね。
この病気はどんな原因で起こるという事なんでしょうか。
一番の原因はたばこであります。
たばこが肺に入った場合に、肺の組織が過剰に反応して、気管支炎肺胞破壊を起こしてしまう人が、大体喫煙者の20%に起こると分かっています。
Aさんはどういう方だったかといいますと…喫煙は?
喫煙は過去にありまして、この1年やめておられるという事ですが、過去にこれだけの喫煙歴がありますと、COPDを発症するには十分な危険因子になります。
いわばヘビースモーカーでいらしたという事なんですよね。
ではたばこを吸った事のない方は安心していいんでしょうか?
そこが少し難しいのですが…。
たばこが一番の原因である事は間違いないのですが、空中のほこりや微少の化学物質、あるいはオゾンのようなものも刺激になりますので、気管支肺が過敏な方はCOPDになるリスクがございます。
[ad#sita]