狭くなってきますね。
そうしますとこれで言いますと、後天性と書かれているのはそういう事ですか?
そうです。
ほとんどが加齢に伴う背骨の変形によって、神経の通り道が狭くなるというのが原因です。
ほかに生まれつき脊柱管が狭い。
それが原因で症状が出る人もいますが少ないですね。
先ほどお話がありました、高齢者になるほど増えるという事なんですね。
大体70歳代の方で12人に1人が、脊柱管狭さくという報告があります。
この脊柱管狭窄症に特徴的な症状というのは、何かないんでしょうか?
最も特徴的なのは間欠跛行という症状です。
それは何でしょうか?
まずじっとしていれば症状はあんまりないんですが、歩くに従って徐々にお尻から太ももふくらはぎにかけて、痛みやしびれが出てきて歩くのが非常につらくなってくる。
でもしゃがんだりあるいはおじぎをしたりしますと、症状が速やかにとれましてまた歩けるようになるという症状を、間欠跛行といいます。
また歩き始めるとこういった症状が出てくる訳ですね。
これを繰り返すような症状なんですよね。
これも前屈になると楽になるという特徴がありますね。
しかしこれは症状がだいぶ進行しますと、日常生活はだいぶつらい事になってまいりますか?
非常につらいですね。
どんな症状が?
まずは排尿障害というのが出る場合がありますね。
おしっこが出づらくなる。
それからじっとしていても、足にしびれが出るという方もいらっしゃいます。
日常生活だいぶつらくなりますね。
この病気は診断の流れはどうなるんでしょうか?
まず患者さんのお話を聞いて、いつからどのような症状があるのかというのを確認します。
次にどこに症状があるのかというのを診て、それで反射や筋力で、神経が障害されているかどうかを確認します。
手術する場合は特に必要なんですが、患者さんと一緒に歩いて、歩いた時にどのような症状が出るかを確認する試験を行います。
更に画像検査をして…、エックス線検査やMRI検査がありますが、これでどこで神経が圧迫されているかというのを、確認します。
脊柱管狭窄症という病気の場合は、画像検査で異常の箇所ははっきり写るんでしょうか?
はい分かります。
どういうふうに写りましょうか?
この部分でこのようにざっくり輪切りにしたのが、ここが脊柱管ですね。
ちょっと小さくて見えづらいんですが…。
狭くなっている訳ですよね。
両脇から骨で神経が圧迫されて、脊柱管の格好が三角形になってますね。
普通は真ん丸いんですが…。
輪切りにしますと、骨で神経が圧迫されているという事、それからヘルニアがない事もこれで分かりますね。
輪切りにするとヘルニアのような圧迫は見られない訳ですね。