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うつ病治療 抗うつ薬の副作用

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2番目の三環系四環系の抗うつ薬は
もともと歴史的に昔からあった古典的伝統的な薬ですが
これらは効果は強いのですが
一方で副作用が相対的に強いので
症状が重い方の場合には最初から使いますが
通常はこの第1選択薬で駄目な時に使う事になります。
これが新しい…。この薬は比較的新しく出てきた
まだ歴史の新しい薬ですが
ある意味でノルアドレナリンセロトニンの相対的な量を増やすタイプの薬です。
こうした薬を団塊世代の方が使う上で注意点は?
まず団塊世代の方たち年代を重ねている中で
さまざまな形でまず肝機能のようなものが
若い方よりは落ちているという事があるので
まず薬の量を少なめに調整する事が必要です。
それから先ほどのBさんもそうですが
心臓が悪いあるいは肝臓が悪い
腎臓が悪いといったような事があると
相対的に副作用が出やすいという事があるので
これもやはり薬の量や種類に調整が必要です。
ほかの病気を持っていらっしゃる方が多い。
ほかの病気があると
当然ながらいろんな体のお薬をのんでいます。
すると体のお薬と抗うつ薬とののみ合わせが
実はかなり重要になります。
具体的にどんな薬に注意ですか?
例えば先ほどのBさんの場合にはワルファリンという薬をのんでいました。
全部ではないですが一部の抗うつ薬は
ワルファリンが代謝されるのを阻害してしまって
その結果としてワルファリンが効き過ぎてしまう事があります。
ワルファリンは血液を固まりにくくする薬ですから
逆に効き過ぎても困るという事で
のみ合わせについては注意が必要です。
同様な事はいろんな体の薬もありますし
あるいは抗うつ薬同士とか抗うつ薬と安定剤とか
いろいろなバリエーションがあるので
まずその辺は主治医も注意して処方する必要があります。
どんな薬をのんでいるかはっきりしなきゃいけませんね。
そうですね。その意味では
どんな薬をのんでいるかを主治医とよく話し合う事。
そのためには今お薬手帳をもらわれる方が多いですから
それを是非お持ちになって受診をして頂く。
あるいはお薬手帳がない場合でも薬の実物を持って
それを見てもらいながら相談する事が重要かと思います。
ではうつ病治療の3本柱
2番目精神療法についてご説明頂けますか?
精神療法というのは一般的に多くの病院で行う事のできる
一般的な精神療法と
より専門性の高い認知療法ないし認知行動療法。
それからより対人関係場面に特化した
対人関係療法といったものが挙げられます。
これらの精神療法というのはある意味で
その患者さんの考え方の癖を調節していく
バランスをとっていくというような事があります。