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うつ病 団塊世代ならでは特徴

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団塊世代のうつ病対策
団塊世代というと私の兄ぐらいなんですよね。
60歳代前半から70歳代前半ぐらいで
私ももうちょっとかなというぐらいの世代ですね。
この年代というのは
いろいろな病気がちょうど出てくる頃でもありまして
うつ病なのかほかの病気なのかといった
見分けが難しい場合があるんです。
こちらをご覧下さい。
Aさんは68歳の男性です。
3年前に定年を迎えました。
更に去年妻や友人が亡くなるなど大切な人の死が続きました。
その後独りで暮らすようになって
不慣れな近所づきあいにも気を遣っています。
「あれ?病院に行く日が
いつだったかな?
う~ん…よく分からないなあ。
何を買うのかも忘れちゃうし」。
もの忘れを心配した娘さんがAさんに話を聞くと…。
「いや1か月以上も眠れていないんだ。
やる気が全然出ないんだよね」。
…というAさんの症状。
やる気が出ないそしてもの忘れといった症状ですが
うつ病のようにも認知症のようにも思えますよね。
見きわめがつきにくいですよね。そうなんですね。
うつ病とそのほかの病気の見分け方を中心にお伝えします。

うつ病という病気はどの世代にもあるものと思っているのですが
世代的な多い少ない特徴はあるのでしょうか?
こちらをご覧下さい。
こちらは厚生労働省が3年ごとに全国の医療機関で調査している
気分障害の患者さんの数ですね。
これを見るとまず女性の方が全体に男性より多い。
赤い色ですよね。
特に女性は60代70代という団塊の世代が
最も受診している患者さんが多いという事になります。
男性は40代がピークではありますが
同様に60代70代でも
少なくない患者さんが受診している。
つまり男性も女性もこの世代は
うつ病の好発年齢であるといっていいと思います。
こうした団塊世代ならではのうつ病
何か特徴はありますか?一つの特徴は
この世代のうつ病はなかなか気づかれにくい
自分でも気づきにくいという点があります。
なぜ気づかれにくい気づきにくいのでしょうか?
いくつか理由は考えられると思いますが
まず1つは団塊世代で例えば退職しているというような事で
人と会う機会が減って従って症状に気づかれにくい
見逃されてしまうという事があります。
またこの世代は非常に我慢強い忍耐強い方が多いので
たとえつらい事があっても
それを我慢してしまうという事もあります。
またこの世代は体の病気も多いですから
何かほかの体の病気のせいだと考えてしまう。
いろいろ病気出てきますものね。