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爪の先端が指の先端を包み込むように、丸く湾曲してくる時計皿爪

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ここからは爪の形質について伺っていこうと思います。
爪の形や質の代表的なものを挙げましたけれども…、まずは丸く隆起する時計皿爪から教えて下さい。
爪の先端が指の先端を包み込むように、丸く湾曲してくる。
これが時計皿爪の特徴です。
時計皿に似た形をしている事からこの名前が付いた訳ですね。
お隣ばち状指。
指の形ですね?
そうです指の先端の形ですね。
これは時計皿爪がある場合にしばしば指の先端が丸くなって、ばち状になってくる。
この事からこういう名称が付いております。
太鼓のばちという事ですね。
ちょっと膨らんだようになっていますよね。
こういう時はどんな病気が考えられるんですか?
このように時計皿爪とばち状指が両方ある場合には、ここにお示ししましたように…、なぜこんな形になってしまうのでしょうか?
十分に分かっている訳ではないのですが、肺の病気があると肺と心臓の間の循環が悪くなりまして、全身の血液循環も当然悪くなります。
そうすると慢性的にむくみが生じますよね。
そのむくみが続いて次第に、指の組織が増殖して肥大化してくる。
そこにある種のホルモンが関係して、こういう形状を呈してくるのではないかと考えられております。
続いては薄くなってへこむさじ状爪。
さじ状爪の「さじ」はスプーンのさじの事ですね。
爪の先端に近い部分がへこむか爪全体がへこんでくる状態を、さじ状爪といいます。
英語ではスプーンネイルといわれております。
これはどんな原因が考えられるのでしょうか?
さじ状爪は一番上に書いてあります、鉄欠乏性貧血の特徴的な症状という事でございます。
そのほかにも慢性胃腸炎ビタミン欠乏症、あるいはこう原病の循環障害が非常に悪くなって起こる、強皮症という病気がありますが、そのほか貧血を来すような種類の病気で起こってきます。
最後になりますが爪に横線の入る爪甲横溝です。
名前のとおり爪に横の方向に線が入る溝が入る。
へこんだ状態になる。
この状態なんですけれども、この溝は1本とは限らず数本の事もございます。
この溝は爪の成長とともに先端に移動してまいります。
どんな病気が考えられるんですか?
しょうこう熱や腸チフスなど、急性熱性疾患といわれる疾患にかかったあとに溝が現れます。
そのほか慢性腎不全や糖尿病あるいは痛風などの悪化時に、出現するともいわれております。
こうやって聞いていますと爪、体全体の皮膚の500分の1しかないところなんですけれども、その小さなところですけれどもいろんな病気のサイン、教えてくれるものなんですね。
毎日我々何となく見ている爪なんですけれども、是非時々よく観察もして頂きたいと思います。
もし爪に何か変わった症状がある場合には、是非皮膚科を受診して頂きたいと思います。
女性の場合はマニキュアをつける事もありますので。
たまには落としてちゃんと見るという事が大切ですよね。
私もこれから気を付けて見てみたいと思います。
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