全て重大な病気のサインという訳ではないですよね?
そこに現れる事があるという。
おっしゃるとおりで、白い爪の全てが重大な病気のサインという訳ではございません。
先ほどは全体が白くなっていましたが、今度は下半分ですね。
爪の根元側の半分が白くなって、これも爪半月が見えなくなっております。
爪が伸びてもその白い部分は、爪の成長とともに先端に移動する事はありません。
こういった半分白い爪は…、どうして爪が白くなってしまうんですか?
爪が白くなる要因には一つは爪の透明度、そして爪と下の皮膚との接着度結合状態、そして皮膚の血流の低下が要因としてあります。
黄色い爪はこのように爪全体が黄色ないし黄褐色になって、ところどころ黒ずんでおります。
黄色くなるだけではなくて爪が厚くなるのが特徴です。
このような黄色い爪を生ずる代表的な疾患として、イエローネイル症候群がございます。
なかなか聞き慣れない言葉ですが。
イエローネイル症候群というのは、全ての指の爪が黄色い爪になる事。
そして2つ目が顔や手足の慢性的なむくみですね。
3つ目が肺の疾患があると。
この3兆候がそろった場合にイエローネイル症候群と呼ばれています。
リンパの流れが悪くなるんですか?
はい。
イエローネイル症候群では爪の伸びが非常に遅くて厚くなります。
厚くなると同時にリポフスチンという脂由来の色素がたまってきて、その結果全体が黄色くなると考えられております。
ほかにも黄色い爪になる病気はどんなものがありますか?
ほかに黄色い爪はここにありますように糖尿病や心不全、もう一つはある種の薬ですね。
リウマチ薬等も含めましてある種の薬が原因になる事があります。
では最後ですが、茶色い爪また黒い爪についても見てみましょう。
これは先端が黒くなったり、少し線状に茶色っぽい線が入っていますね。
これは爪の下ないし爪甲内に僅かな出血があるという所見で、このように細い線に見えますので線状出血といわれております。
これはどんな病気で起こるんでしょうか?
線状出血は糖尿病こう原病、リンパ腫血液透析と書いてありますように、出血素因といいますか出血しやすい背景のある人には、起こりやすいという事がございますけれども、従来から言われている線状出血を起こす代表的な病気で、感染性心内膜炎という病気がございます。
感染性心内膜炎という病気は、ばい菌細菌が心臓に感染する疾患なんですけれども、細菌が指先の細い血管に詰まってその結果出血が起こって、こういう所見を呈してくるという状態です。
色としては白い爪になったり黄色くなったり、茶色または黒という変化がまずあるという事ですね。