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2型糖尿病という病気

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この部分はずっと出ているという事ですね。
基礎分泌と申します。
それから食事を致しますと血糖値がぐんと上がりますので、その時の血糖値を下げるために、食後に急しゅんにインスリンが大量に出てきます。
これを追加分泌といいます。
必要な時に素早く大量に出るんですよね。
健康な方でございました。
糖尿病の方はどうなりますか?
糖尿病でも多いのは2型糖尿病という病気ですね。
この場合に当初は基礎分泌が保たれているのですが、御飯を食べたあとの追加分泌の出方が、少し遅れて出てくるという事が起こってまいります。
タイミングが少しずれてくるんですね。
それから病気が進行致しますと追加分泌の量も減ってきます。
更には基礎分泌の量も減ってくるという事になります。
更に下に出てまいりました。
これは?
1型糖尿病という病気もあります。
1型糖尿病はインスリンがほとんど出ないというのが一般的です。
1型糖尿病では基礎分泌も追加分泌も、ほとんど出ないという状態になってまいります。
2型1型とも治療としては、健康な方の形に近づけていく事が目標になる訳ですね。
インスリン治療は健康な人のインスリン分泌状態を、インスリン製剤で模倣するというのが治療の基本になってまいります。
そのインスリン製剤ですねどういうものがあるのか、タイプがいろいろありそうですね。
こちらで見ていきましょう。
インスリン製剤にはご覧のような種類があるんですね。
見ていきましょう。
横がこの効果が持続する時間です。
それぞれの升の縦高さが効果の強さを表しています。
速攻型と超速効型というのは、強い効果が素早く現れて消えるというものですね。
そして持効型溶解は緩やかな効果が長く続いていくものです。
中間型もこの効果が長く続いていきます。
そして混合型といいますのは素早く効くタイプのものと、効果が持続するタイプのものが混ぜ合わせて入っているものです。
こんなにいろんなタイプがありますが、どういうふうに使っていくんでしょうか?
それぞれのインスリン製剤の特徴を、十分把握して使う事が必要ですけれども、具体的に示してみましょう。
まずインスリンの分泌が、基礎分泌も追加分泌もかなり低下している場合には、毎食前に3回、速攻型や超速攻型インスリンを注射して追加分泌を補う。
そして寝る前に長く効く持効型溶解などを注射して、基礎分泌を補う事で、先ほどの正常なパターンを再現する事ができます。
一方もともと基礎分泌が保たれている方においては、毎食前のインスリンを速攻型超速攻型3回打って頂く事で、血糖値をコントロールする事が可能となってまいります。
またなかなか3~4回注射が難しい場合には、混合型注射を朝夕2回といった治療をされる事もございます。