今どのくらいの方が注射を使ってらっしゃいますか?
日本で自らインスリンを打っている方は優に100万人を超えています。
とてもポピュラーな治療法になってます。
そうなんですか。
ここまではインクレチン関連薬そしてインスリンについてお伝えしました。
ともに優れた効果がありますのでどっちを使うか、迷うケースもあるようなんですね。
それが「マルチオピニオン」です。
それぞれの立場で意見を伺います。
今回はこんなケースを想定してみました。
Aさんは55歳の会社員です。
8年前に糖尿病と診断され、のみ薬で治療してきましたが、HbA1cが8.5%にまで上昇。
…など合併症が出始めた事が分かりました。
医師からは「インスリン治療を検討しましょう」と言われました。
Aさんは「インスリンを使うようではおしまいだ」と、落ち込んでしまいました。
また営業の仕事が忙しく、食事が不規則なため注射するのは大変だと思っています。
なお単身赴任で外食が多いAさんは、つい食べ過ぎてしまう事も多く肥満気味です。
う~ん忙しいサラリーマンや、湯原さんのように忙しい芸能人の方、かなりありそうな感じがしますがこのAさんはどうしたらいいか。
3人のドクターに基本治療方針について、ボードにお書き頂きましたので一斉にお上げ下さい。
どうぞ。
一番こちら。
河盛さんは…、そして真ん中の稲垣さんは…、そして岡さんは…、というふうに書いて下さいました。
インスリンの方が2人いますね。
じゃあまず河盛さんに伺いましょうか。
こういう場合はインスリンですか?
そうですね。
と言いますのは、このままほっておいて合併症が進むのが一番問題です。
インスリンは90年間使われているんですね。
いまだに間違いのない効果を発揮しているという事です。
それからなぜ3回使うんですか?
という事ですが、例えば私ども健康人も常にインスリンを分泌してます。
24時間にわたって少しずつインスリンが分泌されています。
それと一度食事をとると血糖値が上がった時に、一気に多くのインスリンが分泌されるんですね。
一方糖尿病になっている方を一般的に描きますと、食後の追加分泌が、顕著に落ちている方が多いです。
従って、思った以上に食後に急に血糖値が上がってしまう。
その追加分泌を1日3回注射で、食直前に速やかに効いて速やかに効果を失っていく、超即効型インスリンというのを使う。
これが最も血糖値を効率よく下げる方法だというふうに、私ども思ってます。
インスリンはもう一人岡さん。
もう一度ボードをお上げ下さい。
これはどういう理由ですか?
インスリンの注射というのは確かに基礎分泌と、一日の中の食事を合わせた追加分泌両方補うというのは、非常に重要な事です。