治療法もだいぶ進歩してきているようですね。
新しい薬が登場したり大規模な臨床研究の結果を受けて、大きく治療法が進歩しています。
その最新の情報を、糖尿病になりますと血糖の値の管理ですね。
お薬をのんだり食事の量もいろいろ難しいですよね。
血糖値を下げる事はとても大切なのですが、糖尿病の合併症のうち心筋梗塞などを防ぐためには、ただ下げるだけではなくて、きめ細かく管理をする事が大切なんです。
きめ細かいという内容についてお伝えしていきます。
日本糖尿病学会が糖尿病治療の基本を示す、最新の「糖尿病治療ガイド」の作成に当たって、編集委員長をお務めになりました。
糖尿病とはそもそもどういう病気でございましょう?
糖尿病は血糖値つまり血液中のブドウ糖の濃度が、慢性的に高くなる病気と考えて頂いていいと思います。
血液中のブドウ糖が増えてくる。
これは一体何が問題になってくるんでしょうね?
過剰なブドウ糖が存在しますと体の中のいろいろな血管が、障害を受ける事が分かってきております。
従って体の中のいろいろな組織で、合併症が起こってくる事が危惧されるのです。
合併症が問題になってくる病気ですよね。
ではその合併症について見ていきましょう。
糖尿病の合併症は大きく2つに分けられます。
まずこちら細い血管に起こる合併症です。
目の奥の血管が障害されて失明にもつながる網膜症。
そして腎臓の働きが低下し透析治療にもつながる腎症。
更に足先の感覚まひなどが起こる神経障害です。
そしてもう一つは、太い血管に起こる合併症動脈硬化です。
進行しますと、脳梗塞や心筋梗塞などにつながってしまいます。
こうした糖尿病の合併症は進行するまで、自覚症状がほとんどありません。
糖尿病の合併症は体のあちこちに、異常が起きるというイメージがございますが。
しかも、自覚症状なしに進んでいくところが大変怖いですよね。
こうした合併症を防ぐためのポイントご説明頂けますか?
基本的には血糖値を正常値に保つ事が重要になってきます。
またここに示しますように、血糖値の平均値を示す目標値には、代表的なものにHbA1cがあります。
これは1~2か月間の血糖の平均値を反映する値です。
このHbA1cの値を6.9%未満にする事が、糖尿病治療のまず第一の目標と考える事ができます。
このHbA1c値、従来は6.5%という値を用いておりましたが、今年になりHbA1cの値が国際基準値に変わりました。
NGSP値は国際基準値になります。
これは従来の値よりも約0.4%高い値です。
従って6.5が6.9%という目標になったという事ですので、目標値そのものは以前と同じとご理解頂ければと思います。