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過形成性ポリープと腺腫はグレーゾーン

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過形成性ポリープと腺腫の違い

顕微鏡で粘膜を見てみますと、過形成性ポリープの方は一つ一つの細胞の形は正常です。しかし腺腫の方は細胞の構造に異常が見られます。
ただ手術で胆嚢を取ってみないと顕微鏡で検査する事ができませんから、手術前にこの2つを厳密に区別する事はなかなか難しいです。
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過形成性ポリープと腺腫はグレーゾーン

コレステロールポリープだとはっきり分かれば良性だという事です。
過形成性ポリープあるいは腺腫というのは、手術前に厳密に区別できないという事も含めると両方ともグレーゾーンと考えた方がいいでしょう。

がん

大きさが1cm以上である事が多くて、1つだけ出来るという事が多いです。
またポリープの周囲の粘膜にも形の変化があって、更に時間とともにだんだん大きくなってくるという特徴もあります。

胆嚢癌でも初めから1cm以上とは限らない

見つかった時点で1cmより小さくても、だんだん大きくなってくるとがんの可能性が高まりますので、経過観察を定期的にする必要があると思います。
やはりだんだん大きくなるというのは注意が必要。特に1cm以上かどうかという事が目安だという事です。

定期的に検査 頻度は?

検査の頻度はポリープの大きさが一つの目安になると思います。
6mm~1cmまでの間であれば、念のために6か月ごとにお腹の超音波の検査を受けて、胆嚢のポリープの大きさや形の変化をチェックした方がいいでしょう。

経過観察はずっと続けていくのか?

明らかにコレステロールポリープであったり、半年置きに見て大きさがあまり変化しない場合には、まず安心していいとは思いますけれども、お腹の超音波検査というのは体に全く無害な検査ですし、健康診断や人間ドックに含まれてる事も多いと思うので、胆嚢以外の病気を見つけるという事も考えると1~2年に1回は受けていいんじゃないでしょうか。

胆嚢ポリープが1cm以上はがんの可能性が高い

1cm以上はがんの可能性が高まりますので、精密検査を行います。
精密検査でがんが否定できなければ手術を行いますし、手術に至らなくてもより慎重に経過観察をする必要があります。
精密検査をすると悪性か良性か、ある程度診断を突き詰める事ができます。

超音波内視鏡検査とはどんな検査?

超音波内視鏡検査というのは、胃カメラの先端に超音波の装置がついてまして、これを飲み込んで胃の壁、あるいは十二指腸の壁越しに胆嚢を見るという検査です。
おなかの外から超音波を当てるよりも胆嚢に近づく事ができますから、ポリープの形や大きさをより詳しく見る事ができます。