心臓の病気どう気づけばいいのか、そのヒントを勉強したいと思います。
まず70歳の男性Aさんのケースを見てみましょう。
「ああしんどいなあ。最近はもう階段を上るだけですごくしんどいなあ」。
「そういえばあなた最近、夜中に何度もトイレに起きているわよね」。
「うんもう年も70だしね。血圧も一向に下がらないし。まあやっぱり年だねこれは」。
…というAさん。
半年後風邪がきっかけで激しい呼吸困難となり、救急車で病院に運ばれてしまったのです。
検査の結果は心不全でした。
このAさんですが…、結果は心不全だったという事なんです。
Aさんが年のせいと思っていた症状の中に、心不全のサインが隠れていたんです。
心不全のサイン一体どんなものなんでしょう。
冒頭の方70歳持病は高血圧という事でしたが、実は心不全でいらしたという診断になりましたね。
こうした何か隠れているといったケースはよくあるのでしょうか?
高齢者高血圧のある方、知らず知らずのうちに心臓の機能が悪くなって、慢性的な心不全の状態に陥っている事が多いんですね。
このケースは風邪をひくといったささいなきっかけで、実は気がつかないうちにもともとあった、慢性的な心不全が急に悪化してしまったと考えられます。
ただ心不全と聞くと突然なるものと思っていますが、違うのでしょうか?
はい。
突然起こるケースもあるのですが多くの場合は、徐々に心臓が弱って進行していきます。
早く気づいて治療すれば、軽度の状態で10年20年つきあっていく事ができるので、まずは早く心不全に気づいて症状を知って頂きたいと思います。
それではその心不全どんな症状が出るのか、具体的な症状を久田さんからご説明しましょう。
心不全の主な症状こちらで見ていきましょう。
まずいつも体がだるい。
または以前より疲れやすくなった。
手足が冷える。
そしてこれまでは大丈夫だったのに、例えば坂道や階段を上がるという動作で息切れにするようになった。
これらが主な症状です。
さまざまな多彩な症状があるイメージですが、トイレに起きる回数やあるいはおなかがはる。
心臓とは一見関係がなさそうに見える症状もありますね。
これどうなんでしょう?
胸が痛いといったような症状ではないので、分かりにくいかもしれませんが、どの症状も心臓の機能と密接に結び付いていますので、まずは心臓の機能についてお話ししたいと思います。
心臓はぎゅっと収縮縮む事によって、全身または肺に血液を送ります。
また広がった時には逆に全身更には肺から、心臓に血液が戻ってくる訳です。
それが心不全の心臓はどうなりますか?