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摂食障害(拒食症・過食症)の体への影響

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拒食症は生理が止まる

拒食症の場合は当然体重が減ってまいりますので、それに応じて生理が止まってしまいます。
それから低栄養状態が持続しますと基礎代謝がずっと下がりますので、低体温になったり低血圧になったり、ひどい場合は血糖値もすごく下がってしまう。
血糖値が下がりますと意識を失ったり非常に危険な状態になる場合もあったりします。
それから長期間の低栄養状態のために骨粗鬆症になったりも致します。さまざまな身体合併症を引き起こします。
月経が無くなるのはやはり体を守ろうとする自然な反応で、摂取カロリーがものすごく少なくなってしまうために、生命を維持するために生理をストップさせる。そういう事だと考えられています。
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過食症は逆流性食道炎・心不全・歯が溶ける等

過食症の場合は、特に嘔吐するタイプなんですが、低カリウム血症が非常に重要だといわれています。
カリウムは筋肉に非常に必要な電解質でして、これが少なくなりますと動悸をしたりとか不整脈が起こったりとか、ひどい場合は心不全になったりもする。
それから月経異常や肝機能異常を合併する事があります。
歯が溶けるというのは、嘔吐をされる方は嘔吐と同時に胃液が逆流致しますので、胃液の酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうんです。20代で総入れ歯になっている方もいらっしゃいます。
それと胃酸が逆流するので、逆流性食道炎という状態を起こす方もたくさんいます。食道に炎症が起こる訳です。

拒食症の場合は「怒りっぽくなる」など精神的な症状も

一般的に拒食症の人は非常に強迫的になったり、過食症の人は二次的に抑うつ的になったりします。
衝動的な万引き行為を繰り返したりとか、そういった精神面・行動面の異常を合併する人も少なくありません。
非常に多彩ないろいろな影響・症状が出てまいります。

拒食症や過食症になる原因

原因はホントのところはまだ分かっておりませんで、ただやせている事を美徳とするような、文化的な背景のある地域に多発しているという事がよくいわれてまして、それと自分を過小評価するようなタイプ、それからさまざまなストレスが関連して発症すると考えられています。
やせてるのがいいんだというのは日本の社会にもそういう傾向はありますよね。健康的な体重というのはあるにもかかわらず、そういう事はある訳です。