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ロコモで要介護となる割合は脳卒中に匹敵

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なぜロコモティブシンドロームという考え方が出てきた?

高齢の人の場合は一つの問題が一つを悪くする。連鎖ですね。
それから一つの事が悪い、一つの事が悪い。
こういう事が相まって1足す1が3になるようにもっと悪くする。
そういう事が現場ではたくさん起こっていますね。
そういう事ですから、全体の歩く能力という事に注目する必要があるというのが、ロコモの考え方なんですね。
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例えば、骨折をしたとする・・・

骨折をして手術をして治す。
そのあとにトレーニングを続けないとその骨折によって筋肉の力が落ちてますから、また筋肉の力が落ちる事によってバランスが衰えてまた骨折を起こす。
というような事もある訳です。
それから骨折を起こしていて、そのほか膝の軟骨がすり減ったりする。
こういう事が加わりますと、またこれが1足す1が3になるようにして、また歩行能力を衰えさせる。
このような事が臨床の現場では非常に多くありますので、一つ一つの病気だけではなくて、総合的な能力に注目する事が必要である。
そのために考えられた事がロコモティブシンドロームの考え方な訳です。

どれぐらいの人がロコモに該当する?

ロコモがこうした寝たきりや要介護に結び付く事が分かってきましたが要介護、要支援になった主な原因について調べたものを見ると、関節の病気あるいは骨折・転倒とありますが、これは2つともロコモの原因なんですね。
この2つを合わせますと21%以上となりまして、最も要介護、要支援の原因となっている脳卒中と同じくらいの割合という事になります。
これは驚きの数字です。
21.1%といいますと、なんと5人に1人ですね。
ロコモの原因となる病気が21%、脳卒中に匹敵するような数字になっています。
現実にはそうなってるんですが、その事についてまだあまりよく知られていない。
そのために脳血管障害、脳卒中を予防しようという動きはたくさんある訳ですが、ロコモを予防しようという動きはまだまだ少ない訳ですね。
なのでこの事に気付いてロコモを予防する事が大切になってくるのではないかと思います。
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