スポンサーリンク

心臓や肺などの病気の回復にはリハビリテーションが重要

スポンサーリンク

[ad#ue]
心臓や肺などに重大な病気を起こした場合、その後の回復のためには、リハビリテーションも大変大切だという事でしたよね。
これは去年発表されたアメリカでの統計結果です。
1年間でおよそ130万人が心筋梗塞を起こしましたが、そのうちおよそ50万人は再発だったんです。
この数字を見ますと心筋梗塞においては、再発は少しも珍しい事ではないという事なんですね。
治療をして一旦はよくなってもそのままにしていますと、再発のおそれがあるという事なんですね。
そのためにも再発予防のリハビリが大切なんです。
心臓や肺腎臓など、心臓・血管のリハビリを行えば再発を減らす事ができるんでしょうか?
国内には詳しいデータありませんけれどもアメリカでは、心筋梗塞になってリハビリテーションを3年間しっかりやると、その後の再発などを減らして3年間の死亡率を、なんと48%も減らす事ができると考えられているんです。
大変な数字ですね再発抑制効果は絶大という事ですね。
具体的にはどういった方に必要になってくるものですか?
保険診療が認められておりましてここにありますように、一度でも心筋梗塞や狭心症を起こした方、あるいは心臓のカテーテル手術をやった方、あるいは一度でも大動脈の解離を起こした方。
また大きな血管の手術をされた方。
末梢動脈疾患といって、脚の比較的太い血管が狭くなりまして、歩くと脚が苦しいとか脚が痛いという方、そして慢性心不全の患者さんもリハビリの対象になるんです。
この慢性心不全というのはどういう意味でしょう?
心臓が徐々に力を弱くしてしまう病気で、息切れや疲れやすさといったさまざまな症状を呈するんです。
これになりやすい方は高齢者やさまざまな心臓の病気、あるいは高血圧・糖尿病の方そして最近は、腎臓病の方も心不全になりやすいといわれています。
心臓・血管リハビリではどんな事を目標にしていくんですか?
心臓・血管リハビリの目標はまず社会復帰ですね。
あとは心臓の働きや健康の維持。
再発を予防する事で寿命をのばす事になります。
ここは大切な事ですね。
さあそのために必要な事が?
患者さんがしっかり身につけて長く続ける事がとても大事です。
こちらにあります運動の大切さについて、詳しく教えて頂きたいんですがそれではこの運動、どのような流れで行っていくのか基本的なところを、久田さんからご説明致しましょう。
こちらは心筋梗塞で手術を受けたあとの運動療法の例です。
まずは病室で立ったり座ったりする訓練から始めて、室内での歩行廊下での歩行というふうに、徐々にレベルアップしていきます。
そして手術後1週間を目安に、今度はリハビリ室での運動に移行していきます。
[ad#sita]