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尿漏れ(腹圧性尿失禁)で、どんな症状なら手術が必要?

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前回は尿もれの改善に効果のある骨盤底筋体操をご紹介しました。
こういった体操で尿もれがなかなかよくならない、あるいは重症だという場合は手術も検討していく事になります。
さあ尿もれではどんな手術が行われているんでしょうね?
尿もれを手術で治療するお話を今日伺いますが、現状はどうなのでしょうか?
以前の腹圧性尿失禁の手術は、体への負担が大きい上に長期成績がよくなかったんです。
ところがこの10年で状況が大きく変わりました。
ポリプロピレン製のメッシュテープを使った手術が普及して、長期成績が安定しているし体への負担は軽いと。
今年の7月には、より安全性を高めた新しい手術キットも認可されて、選択肢が広がりました。
その手術の内容は詳しく後ほど伺ってまいりますけれども、手術はどういう時に行われると考えればいいんでしょうか?
いろいろな尿トラブルがあるのですが骨盤底の緩みで、せきやくしゃみや運動で漏れる腹圧性尿失禁、膀胱や子宮が下がって排尿困難を起こす骨盤臓器脱、この2つで重症度が高い場合に手術を行います。
では一つ一つ伺いましょう。
腹圧性尿失禁では、どんな症状になったら手術という事になるでしょうね?
早期の腹圧性尿失禁はざらにある事なので、運動療法ですね。
尿道や膣や肛門の周囲の骨盤底筋を鍛える、骨盤底筋体操をしっかりやって頂く事が、まず何より重要なんですよ。
それをやってもよくならないとか重症度が高い場合は、手術も選択肢となります。
その場合手術はどんな種類があるのでしょう?
現在主流となっているのが、ポリプロピレン製のメッシュテープを使ったTVT手術。
それから安全性をより高めた、今年7月に新しい手術キットが認可されたTOT手術、この2つとなります。
TVTとTOTという手術2つ名前が出てまいりました。
どう違うのか模型でご説明頂きましょうか。
お願い致します。
ではこちらの模型で見ていきましょう。
女性の骨盤の中には膀胱や子宮といった臓器があります。
この臓器を骨盤底という、この辺りにある組織が支えているんですね。
この骨盤底が緩んでしまいますと、尿道がグラグラしたような不安定な状態になってしまうんです。
こういった時に腹圧がかかると、膀胱の出口や尿道などが広がってしまって、尿もれが起きやすくなります。
今からご紹介する手術は尿道のぐらつきを改善する手術です。
ではまずTVT手術から教えて頂きましょう。
麻酔をしたあと下腹部に5mmの切開を2つ置きます。
そして膣の壁には15mmの傷を置くと。
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