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腹圧性尿失禁と骨盤底の緩みの関係

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女性の下腹部を横から見たものです。
こちらがおなか側こちらがお尻の側です。
膀胱や子宮直腸などは、骨盤底という筋肉や靱帯でできたハンモックのようなもので、支えられています。
健康な人は膀胱に強い腹圧圧力がかかっても、骨盤底が尿道を支える上に、尿道括約筋という尿道を締める筋肉も働きますので、膀胱の出口が塞がれて、尿が漏れない仕組みになっているんです。
しかし妊娠や出産加齢肥満などが原因で、骨盤底が緩んでしまう事があるんです。
このように緩んでしまいますと、膀胱や子宮膣といった臓器がこちらの方に、倒れ込んだような状態になってしまいます。
このような状態で膀胱に腹圧がかかりますと、膀胱の出口尿道が広がって尿が出やすくなってしまいます。
このような状態では尿道括約筋もうまく締める事ができなくなり、尿もれが起こってしまうんです。
腹圧性尿失禁と骨盤底の緩みの関係分かりましたが、具体的なケースでBさんを見ますと、だんだん出にくくなるという症状に変わりましたね。
これは何が起きたんでしょうか?
Bさんは初めは腹圧性尿失禁だったんですが、骨盤底の緩みが更に進んで臓器を支える事ができなくなり、骨盤臓器脱が起きてきたと思われます。
骨盤臓器脱。
難しい言葉ですがご説明頂きましょう。
どういう状態でしょうか?
いくつかの種類があります。
膀胱が膣の前の壁と一緒に下がってくる膀胱瘤。
瘤ですね。
直腸が後ろ側の壁と一緒に下がってくれば直腸瘤。
子宮が膣口から脱出すれば子宮脱。
そして子宮を取ったあとに、膣が袋が裏返しになるように下がってくる、膣断端脱というものもあります。
こういう事が起こると尿が出にくくなるんですか?
そのとおりです。
下がってきたものが、膀胱の出口を邪魔する塞ぐという事。
そして尿道が屈曲して折れたような形になる事も、排尿困難につながります。
漏れてた人が漏れなくなると喜んでいたりするんですが、実は逆に悪くなった。
骨盤臓器脱が起きてきて出にくくなったから、漏れなくなったという場合もあるという事ですね。
Bさんの場合も出にくくなって、残尿感に悩んでいたという事なんですけれども、ほかにはどんな症状があるんですか?
もちろん下がってきますから重い下がってきた、違和感があるお下のところに触るみたいな、お風呂でかけ湯をする時にピンポン球のようなものに触って、びっくりしたのが初めだったという方多いんですよね。
ひどくなってくると…、指で押し戻さないとおしっこが出ない。
下着に擦れて出血する。
歩くのも外出するのも嫌になる。
大体朝はいいんですよ。
夕方疲れてきた時、重い物を持った時長い時間歩いた、立ち仕事をしたこういう事で悪くなるのが特徴です。
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