脳腫瘍の手術を中心にお伝えしていきますが、手術法も大変進歩しています。
そんな最新情報をお伝えしていきます。
脳腫瘍にもいろいろ種類があるんですね。
そうなんです。
たくさん種類があるんですね。
外の臓器から転移してくる事もあるのですが、今回はもともと脳にできる脳腫瘍について、取り上げたいと思います。
それでは脳腫瘍のタイプ典型的な代表的なもの、4つについて久田さんからご説明致しましょう。
この4つについてお伝えしていきます。
まず神経こう腫グリオーマですがこれは脳の実質、いわゆる脳みその部分にできる腫瘍です。
一方そのほかの3つは脳そのものではなく、脳の周辺組織から発生していきます。
このうち髄膜腫は、頭蓋骨の内側にあるくも膜の細胞が増殖して、腫瘍になるものです。
また下垂体腫瘍は、ホルモンを分泌する下垂体という小さな組織にできてきます。
そしてシュワン細胞腫では耳の奥から脳につながる、聴神経や顔面の三叉神経などの末しょう神経に、腫瘍ができるものです。
こうした脳腫瘍ができますとどんな症状が現れてきますか?
腫瘍に関わらず出てくる共通の症状と、場所や種類によって異なる症状があります。
共通症状をまずご説明頂きましょう。
まず脳は硬い頭蓋骨に囲まれていますので、腫瘍があると圧が上がって圧迫症状が出てきます。
中のものが増えてくるという感じですよね。
その場合頭痛や吐き気につながります。
また脳は非常に電気的に制御されておりますので、余分なものがあるとそこから電気的なものが乱れて、けいれん発作という形で出てくる事もあります。
これらが共通の症状。
では脳腫瘍のタイプ種類によって異なる症状どんなものですか?
例えば先ほど説明した下垂体腫瘍は、ホルモンの中枢なのでホルモンの量が変わる事によって、例えば月経が不順になったり顔つきが変わる事があります。
末しょう神経のシュワン細胞腫に関しては、例えば耳にできれば耳の聞こえが悪くなったり、耳鳴りそういった症状につながる事があります。
では神経こう腫髄膜腫こちらはいかがですか?
これら2つは脳の至る所にできる可能性があるものですから、できた場所に応じて症状が出てまいります。
脳のできる場所こちらの図でご説明頂きましょう。
例えば前頭葉だとすると、思考や感情に関わりますので性格が変わってきたり、あるいは言葉をしゃべる中枢がここにありますので、言語の症状が出てきたりします。
それ以外も例えば運動やその他さまざまな場所が、それぞれの機能を持っていますので、できた腫瘍の場所に応じて症状がそれぞれ出てくる形になります。
ここにできるのかここにできるのか、脳の機能が違うので、症状は多彩なものになってくるという事ですね。