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脳卒中のリハビリを毎日続けるコツ

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Aさんのケース

ろれつがまわらないなどの後遺症があったのですが、14日目には会話が可能な状態になったんですね。
そして発症から26日目、治療を行っていた病院を退院します。
そしてリハビリ専門病院へ移ったんですね。
こちらではストレッチ運動歩行訓練などを行い、発症から5か月半で退院自宅へ戻る事になりました。
そして今、発症から2年半たっている訳ですが、毎日リハビリを続けているという事なんです。
Aさんの治療の流れ拝見しますと、最初は動く事も言葉をしゃべる事も大変難しそうな状態だったのに、5か月半ほどで自宅へ戻られ
いい状態なんですけれども、一般的にこのような回復をたどる方が多いです。
個人差がありますけども、一般的には適切なリハビリを早く始めて毎日続けますと、大体6か月ぐらいまでには徐々に改善していきます。
大体6か月を過ぎますとそれまでのように順調に回復するのは難しいかもしれませんけども、6か月を過ぎてもリハビリを行えばどんどんよくなっていかれる方はたくさんいらっしゃいます。
この時期が維持期のリハビリテーションの大切さにつながります。
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維持期のリハビリテーションの大切さ

6か月を過ぎた維持期のリハビリは、もちろん改善を目指すリハビリなんですけども、ただ6か月を過ぎてリハビリをやめてしまいますと、せっかく今まで回復した筋力がまた低下していく事があるので低下せずに維持をしていくというのも大事なので、よくならないからといって止めてしまうのはよくないと思います。
せっかくここまできているのにもったいないです。

積極的に喋る事が良いリハビリに

Aさんの場合ですがろれつがまわらないなどの後遺症、2週間ぐらいで会話が可能になっている。早く回復していますよね。
Aさんの場合は非常に友人の方が協力的で、友人といろいろ会話された事がいいリハビリになったんだと思います。
積極的にしゃべるという事が大変大事なんです。
しかしそれにしても思うように口がまわらないとなると本人もイライラされるでしょうし、周りの方もイライラするという事があるでしょう。
言葉の後遺症がある患者さん、それからご家族の方がやはり言いたい事が伝わらないという事でイライラする事が多いという相談をよく受けるんですけども、そういうときには焦らず口を大きく開けてゆっくり話すようにと指示しています。

毎日リハビリを根気よく続けるためのコツ

焦らないという事が大事なのですが、毎日続けるのは大変な事だと思います。
続けるためのコツとして、まずは目標を持つ事です。
目標を持つという事は気持ちを前向きにするという事でも重要ですが、それ以外にやっぱり目標を持つと、どういうリハビリをしたらいいかというのが見えてきます。
そして地域の支援制度を利用する。
最近は地域全体で維持期のリハビリを支えていこうという体制が作られつつあります。
Aさんの場合も退院してから住んでいる自治体に相談して、介護を支援してくれるケアマネージャーに状態を把握して頂いて、どういったリハビリをするかとか、どこでリハビリをするかを決めたりしています。
ケアマネージャーは月に一度定期的に訪問して、回復状況をチェックしたり悩みの相談にも乗ってくれます。
それにしてもこのリハビリテーション続けていくという事がとにかく大切ですね。
リハビリを毎日続ければ、後遺症は少しずつよくなっていきます。
つらいと思いますが、諦めないで頑張って下さい。
あんまり頑張り過ぎるのもよくありません。そこで医師とかリハビリのスタッフに相談するなり、支援を上手に利用してやっていく事が大事だと思います。