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認知症にも内臓脂肪が影響

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この病気になりますと、腎不全透析という事が当然起こってきますけれども、同時に心筋梗塞や脳卒中の原因にもなるという事が、分かってきました。
それから認知症という事にも、内臓脂肪あるいは糖尿病という事が影響を及ぼします。
更には肥満という事が、がんにも影響を及ぼすという事が最近分かってまいりました。
しかしさまざまにこうして今挙げて頂きましたけれども。
この前列にあります病気ですね。
腎不全や認知症脳卒中心不全あるいは果てはがんですが、全く別の病気ではないかというイメージが私どもにありますが。
実はこういった生活習慣病は全てつながっている訳ですね。
全体では一つの病気というふうに考える事ができます。
血糖が高い血圧が高いあるいは脂質の異常症がある人ですと、それだけの病気では済まされない事が多いんですね。
それから1つの臓器が病気になりますと、その影響はほかの臓器にも及んできます。
このメタボリックドミノの中には、まだ病名がないドミノもたくさん並んでいる訳ですが。
間に空間がこうありますよね。
これはある病気が起こって、次の病気にどんどん進行していく、そういった段階と考えて頂いたらいいと思います。
これメタボリックドミノですからドミノ倒しのように、倒れる時は一気にという事なんですか?
結局Aさんのように油断をしてしまいますと、一気に倒れてしまう訳です。
どうも私が考えますのに、ドミノがどんどん倒れていろんな病気になるような人と、全然ドミノが倒れずにいつまでも若々しく長生きできる人は、はっきり分かれるようなそういった印象を持っています。
それは非常に気になるお話ですね。
絶対倒れてほしくない訳ですが、その分かれ目はどこにあるんですか?
一つは内臓脂肪の肥満があるかないかという事が、最大の分かれ目の一つだと思います。
最も上にあるこれですね。
内臓脂肪の肥満の有無ですよね。
その内臓脂肪というのは一体どういうものなんですか?
肥満には大きく2つのタイプがございます。
一つは脂肪が我々の体の皮膚のすぐ下のところ、皮下に蓄積するタイプ。
皮下脂肪の肥満というものがあります。
もう一つは我々のおなかの中ですね。
内臓の周りに脂肪がたまってくる…、これはCT画像でございます。
これをCTで見ていきますと、これがおへその周りのところの輪切りの像なんですね。
これが背骨ですしこの辺りに内臓がたくさんある訳です。
この黒いところが脂肪な訳です。
皮下脂肪の肥満の場合ですと、このように皮下のところにおなかの外側ですけども、こういったところにたくさん脂肪がたまってきますが、内臓の中の周りにはあまりないんですね。