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後縦靱帯骨化症という難しい病名の病気

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後縦靱帯骨化症
難しい名前の病気ですね。
この病気は首の後ろ側にある靱帯が
骨化してしまう骨になってしまう病気なんです。
骨になってしまう不思議ですね。この病気は厚生労働省で
難病に指定されている特定疾患なんですね。
では特徴を見てみましょう。
ほうっておいて重症になりますと
歩けなくなってしまう事もあるんですね。怖いですよね。
後縦靱帯骨化症という難しい病名の病気ですけれども
難病指定これは治療が難しい病気なんでしょうか?
まず原因が不明で放置する事で歩けなくなるような
重症な後遺症が出現する可能性があるため
難病指定になっています。
しかしながら近年の手術の進歩によって
治療できる疾患になっているというのも事実です。
この後縦靱帯というのは首のどこにあるんですか?
こちらの模型を見て頂きまして。
こちらは前から。骨が積み木状に重なっています。
骨と骨の間には椎間板という軟骨があります。
この後ろ側を見て頂きますと神経の通り道があります。
この黄色いのが脊髄という神経ですね。
これは脳からの情報を手足に伝える
重要な役割をする電線の役割をする神経になります。
後縦靱帯はこの前骨の後ろここに存在します。
それをこちらのイラストでもご説明頂きましょう。
これは横から見ているイラストですがこちらが前で後ろ側になります。
骨が積み木状に重なっていまして
この赤くなっているところが後縦靱帯という靱帯です。
後ろ側には脊髄が通っていまして
脊柱管という神経の通り道を構成する一つの部分が
後縦靱帯という事になります。
後縦靱帯が骨に変わってしまう病気だという事ですが
どうしてそんな不思議な事が起こるのでしょうか?
遺伝的な要因あるいはホルモン異常カルシウムの代謝異常
糖尿病に代表されるような糖代謝異常などが
原因の一つだと指摘されています。ただ残念ながら現時点では
はっきりした原因は分かっておりません。
従いまして現在では遺伝子レベルの研究が進められています。
ではCTの画像をここで見てみましょう。こちらです。
正常な方そして後縦靱帯骨化症のCT画像です。
こちらが前こちらが後ろになりますけれども
これは正常な方のCT画像で
骨が積み木状に重なっていまして後縦靱帯はここに存在します。
正常な場合は後縦靱帯に何も異常は認めませんが
後縦靱帯骨化症の患者さんでは
ここを見て頂きますと後縦靱帯が骨に変わっていまして
後ろ側の脊髄を強く圧迫しているのが分かります。
この白く写っているこれが骨になってしまった後縦靱帯。
そういう事になります。圧迫されている訳ですよね。
骨に変わってしまった後縦靱帯が圧迫する事で
一体どんな症状が出てくるのかご説明しましょう。