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頚椎椎間板ヘルニアの治療 生活指導 保存療法 手術

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次に診察です。視診触診というのは
手の動き歩き方などを見てチェックしたり
筋肉や関節を触って調べていきます。
更に知覚運動神経テストは
腱反射の状態しびれなどの感覚の異常
また筋力の低下があるかどうかなどを調べていきます。
そして画像検査です。首の部分を詳しく
X線CTMRIなどの画像で見ます。
この3つを総合して最終的な診断を行っていきます。
実際こうした診断をなさっていく上で
大事なポイントはどんな事なんでしょうか?
皮膚のしわが増えるのと同じようにお年を取られると
骨や椎間板が傷んできます。
従いまして画像所見ではっきりした所見があっても
無症状あるいは症状が軽いケースもございますので
画像所見自覚症状診察所見を総合的に判断して
的確な診断を下して治療する事が重要かと思います。
それでは診断がつきまして治療という事になりますと
どういう流れになっていくんでしょうか?
こちらに頚椎椎間板ヘルニアの治療として
生活指導、保存療法、手術とありますけれども
頚椎椎間板ヘルニアの多くは生活指導、保存療法、手術以外の治療法で
改善するケースが多いです。
ではこの2つを教えて頂きましょう。
まず生活指導というのはどういう事をなさるんでしょう?
まず一つは良い姿勢という事で姿勢指導という形になります。
悪い姿勢から良い姿勢への改善指導という形になります。
これは座ってる状態ですけれども悪い姿勢の代表です。
浅く腰掛けて背骨が少し丸くなって
首が前に飛び出てると非常に首が負担がかかる姿勢です。
こちらは良い姿勢になります。深く椅子に腰掛けて
背筋がスッと伸びていて頭も肩の上にある。
非常に良い姿勢で負担が少ないという形になります。
一目瞭然ですね。この方がずっと首に負担が少なそうですよね。
さて軽い運動を勧めるというのはどういう事ですか?
同じ姿勢でいると非常に負担がかかりますので
軽い運動というかストレッチが主体になるかと思います。
首のストレッチを指導してそれを生活指導として取り入れて
改善を図るという事だと思います。先ほどのパソコン作業も
途中でちょっと動く方がいいでしょうね。
続きまして保存療法です。これはどういう事でしょうか?
保存療法ですけれどもこちらに一覧を示しています。
順番に一つずつ説明をします。
頚椎カラーというのは首を固定する装具の事です。
症状が強い時に頚椎の安定化
首の安定化を図る目的で使うというのがその治療です。
次のけん引・温熱療法になりますが
こちらに示しますように
硬直している筋肉をリラックスさせるというのが目的で
けん引療法あるいは温熱療法を行うという事が
一般的にやられている方法です。
こちら温熱温めるという事でございましょうが
これは冷やすより温める方がこの病気の場合いいんですか?
一般的には首や腕を冷やすと症状が悪化する事が多いです。
逆に温めると症状が改善する事が多いですね。
従いまして入浴をして首腕を温めるという事は
非常に有用かと思います。