スポンサーリンク

首の動し方、痛み方で起きているトラブルの見当がつく

スポンサーリンク

これは首の模式図ですね。
上から骨が積み木状に重なっていて
こちらは人の体を背中から見た模式図になります。
例えば今赤く示していますここに
肩凝りあるいはしびれ感違和感があるという方は
首の神経の5番6番に
何かしらの異常がある事が分かっています。
よく肩凝りが起こる場所ですが5番6番に問題がある。
ほかには?
一方で肩甲骨の内側のここの部分に痛みがある場合は
7番8番という神経根が
障害を受けている可能性があると示唆されています。
こういう相関関係がある訳ですよね。
それでは首のどういう症状に注意が必要なのか
まとめてみましょう久田さん。
首の痛みやしびれなどがある場合首をどう動かした時に
そういった症状が出るのかという事をチェックしてみて下さい。
首の動きによって首で起きているトラブルの見当がつくんです。
まず首を後ろに反らした時に
首や背中手に痛みやしびれが出るという場合です。
この場合は頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症が考えられます。
次に首を前に倒した時に
主に首や背中に痛みが出る場合は
後縦靱帯骨化症という病気が疑われます。
更に安静にしている時にも首や背中が痛いという場合は
腫瘍骨折または感染性脊椎炎などが考えられます。
痛みの出方によっていろいろ病気の名前が出てまいりました。
1つずつ伺います。まず頚椎椎間板ヘルニア頚椎症
こちらは首を反らした時に痛んでます。どういう事ですか?
こちらの模型を見て頂きまして
これは前から見ている状態ですけれども
骨が積み木状に重なっていて
この模型でいう緑の部分が椎間板です。
これが加齢によって椎間板が傷んできますと
後ろ側にある脊髄あるいは神経根にさわりまして
そこで圧迫症状すなわち神経症状が出る事になります。
更には椎間板が傷んできますと
上下にある骨に異常を来しまして。
今度はこの図でご説明下さい頚椎症。
これは首の写真を横から見ているものですが
ここにあるのは脊髄になります。
ここに椎間板がありますけれども非常に傷んでいます。
そうすると骨の方に骨棘という骨の棘が出てきます。
この骨棘が脊髄あるいは神経根を圧迫して
症状を出すという事になります。私どもが見ても
押されて痛そうだなという感じが分かりますが
どんな症状が出るんですか?一般的には
首を後ろ側に反らす上を向くという事で
この神経の通り道が非常に狭くなりますから
例えば手がしびれたり腕が痛くなったり
そのような症状が出る訳です。進行しますと歩行障害
あるいは頻尿尿漏れなどの排尿障害も呈する事があります。