では血管を傷つけるという観点から、どういう項目に注意すればいいのかを教えて下さい。
まず脂質検査血液の中の脂を見ているという事になりますが、大きく3つ検査項目があります。
一つは中性脂肪という事になりますが、この中性脂肪は非常に単純なものでして、口から入った物食べた物が、その日のうちに筋肉を使ったりして燃えなかったら、全て中性脂肪になるという性質のものです。
いわば車のガソリンのようなものです。
走れば走るほどガソリンは無くなっていく事になります。
食べた物が血管の中に入ってきます。
この中性脂肪は余れば、全部内臓脂肪の倉庫に蓄えられていく事になりまして、エネルギーが足りなくなれば引き出す事になりますね。
ところがこれがいっぱいになってくるとどういう事に?
どんどん内臓脂肪を蓄えられていってしまいますと、この倉庫はいっぱいになりますので、次から中性脂肪が入ろうとしてももう入る事ができませんので、血管の中にあふれ出てくる事になります。
そうすると血管の中は中性脂肪でいっぱいになります。
そうすると肥満に結び付くイメージもありますけれども。
血液の中の脂が多いとなると、肥満の事が一番問題かと思われるんですが、肥満でなくとも気を付けていかないといけない脂があります。
これがLDLコレステロール悪玉のコレステロールですね。
これは痩せていても、口からLDLコレステロールのもとが入ってきたり、つまり食事の中や体の中で、合成されるものが増えてしまうとLDLが増えます。
このLDLは体にとって必要なものではあるんですが、必要以上にたくさん増えてきますと、血管の中にどんどんたまってくる事になってきます。
入り込んでますね。
このLDLがたくさん増えてきますと、ここの部分が動脈硬化分厚くなってしまう事になります。
コレステロールといいますともう一つ種類がございましたね。
このLDL悪玉に対してHDL善玉のコレステロールが、よく皆さんもご存じの事かと思います。
これは先ほど血管の壁にたまったLDLを引き抜いて、回収してくれる役割なんですね。
あるいは全身の血管の中で余ったLDLも回収してくれる、ごみの収集車の役割のような善玉のコレステロールになります。
コレステロールの種類2つ見ました。
では先ほどのCさんの例をもう一度見てみましょう。
CさんLDLコレステロールは僅かに基準値を超えていたんですね。
でもHDLコレステロールは正常値でした。
これは?
どう考えればいいでしょうね?
HDLはある程度あるので善玉があるので、心配要らないのではないかと思われる方も多いのですが、実は悪玉と善玉のバランスが非常に重要だという事になります。
血管の壁にたくさん蓄えられてしまうLDLと、それに対して回収する善玉のHDLその割合を見ます。
これは計算で求める事ができるんですね。
計算式があります。
これが2.3を超えてくると少し、血管の壁に蓄えてしまうものが多いのではないかと考えられます。
LDLの数値HDLの数値、それぞれご自分の数値を当てはめてみて割り算をする。