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眼底検査は網膜に流れている血管の状態で、脳の血管の状態を推測する

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ここまでは検査項目共通のものなんですが、追加検査として心電図検査や眼底検査が行われる事があります。
これが血管の変化とどう関係がありましょう?
心電図は心臓の機能を見るために使われる検査ですが、もう一つ心臓に栄養を送る血管の状態を見る事もあります。
それから眼底検査ですがこれは目の検査ではなくて、目の網膜に流れている血管の状態を見る事で、脳の血管の状態を推測するものになります。
聞いた事ありますね。
眼底の血管は、唯一肉眼で血管の状態を見る事ができるという事でしたね。
切ったりせずに直接血管が見られます。
この段階で血管の変化が少し現れてきているのに、そのまま放っておくと最終的に健康障害が出てくる事になります。
ここに脳卒中心筋梗塞腎不全の状態。
こういうところまで進まないように、この手前でなんとか予防して頂きたいと考えている訳です。
手前でチェックしなきゃいけない項目がこんなにありました。
ではここで具体的な例を当てはめて見てみましょう。
Aさんの例です。
Aさんは会社員です。
残業が多くて生活も不規則になりがちなんですね。
夕食の時間もつい遅くなり、食べる量もその日によってまちまちです。
NHKの中にこういう人いっぱいいますよ。
そんなAさんの健診の結果こちらです。
先ほどの項目に数値が入りました。
見て頂きますと矢印が上向きになっているものが、基準の範囲を超えているという事になります。
潜在的に進行の段階でも3つありますよ。
そして実はAさんはこの段階でとどまらず、2段階目まで進んでいます。
やや肥満。
肝臓値がちょっと問題でこちら。
脂質異常として中性脂肪が少し高い。
そして先ほどのHba1cや、血圧も少し高いというところまで進んできました。
ところがAさんはありがたい事に、血管の変化を現す項目としての尿たんぱくは出ていませんし、心電図や眼底も異常がない。
まさにAさんは今分かれ道という事になります。
ここでなんとか頑張って頂いたら予防が可能という事になります。
こういう重大な事態に陥らないためにという事ですが、心電図異常ありません、眼底検査異常ありませんと言われまして、こういったところが高いですねと言われる程度では、異常と言われた訳ではないから大丈夫だろうと考えますよね。
皆さんそのようにこれぐらい痛くもかゆくもないし、僅かな異常なのでまた若ければ、まだまだ大丈夫だと思われがちですが、実はこのデータをどう読み取ってどう生活習慣を変えていくかが、キーポイントになってくるという事ですね。
我々の間の会話は本当にそうですよ。
「ちょっと高めと言われたけどね異常と言われた訳でもないし、まあいいだろう」という…。
そうですよね。
でも重なっているというところもよくないですよね。
この僅かな異常が一つ一つはそれほどでなくとも、一人の人に2~3つ重なる事によって、より右の方に進みやすくなってくる事も、医学的に明らかになっているので是非とも軽視せず、もう一度健診結果を確認して頂きたいと思います。
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血管
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