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腱板断裂の保存療法

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腱板断裂と五十肩の違いは自己診断は難しい

やっぱり五十肩に似た症状だなと思いますが、腱板断裂なのか五十肩なのか自己診断は難しそうです。
お互いの病気は症状が非常によく似ていますので患者さんの自己診断で両方のどっちかであるという事を見極めるというのは非常に難しいと思います。
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腱板断裂の診断はMRIまたはエコー検査

腱板断裂を正確に診断するにはMRIまたはエコー検査が必要になります。
代表的なMRI画像で赤で示された部分が断裂した腱板という事になります。
本来人間は上腕骨の外側に腱板がついているんですが断裂したけんがめくれ上がっているというのが分かります。
本来腕の骨の周囲に腱板というのはくっついているものなのですがそこから剥がれてめくれ上がって大きな孔が開いているというような状態が起こります。
ですが実際の腱板というのはこのような場合だけじゃなくて例えば縦にだけスリットが入ったものからかぎ裂きのものとかいろんなものがあります。
いろんな剥がれ方があるという事です。

MRIのような画像診断でしっかりとした診断をつけていく。これが大事なんですね。
MRIとかエコーが非常に大事なんですがそれはなぜかと言いますと腱板断裂と五十肩をきっちりと診断するという事が後々の治療法にまで非常に関係してきますのでMRIやエコーなど非常に正確に診断する事が大事になってきます。

腱板断裂の治療の流れ

残念ですが一旦断裂した腱板というのは自分で自然につながるという事はありません。
断裂はしたままですが保存療法を行いますと7~8割ぐらいの方々は痛みがまたとれて和らいでくるという事があります。
これは主に薬物療法が主体になります。こうしたお薬を使う薬物療法で大体7~8割の患者の痛みがとれます。
だけどそれで痛みが大体治まった時点から今度は運動療法を行って頂きます。
残りの2~3割ぐらいの痛みが3か月ほど続いたままの患者に対しては手術を勧めるという事を行います。

保存療法では切れた部分はそのままにしておく訳です。
これは非常に個人差が大きいんですが完全に全てが切れてしまう事は非常にまれですから痛みが出ない限りであれば大きな問題にはなりません。