ただB型肝炎の怖いところは、無症候性キャリアの中にも突然肝臓がんになったり、ずっと治まっていたのが肝炎が再発して、肝硬変や肝がんになったりする場合があるという事で、定期的にB型肝炎ウイルスをお持ちの方は、病院にかかって頂きたいという事ですね。
母子感染というのはご出産の時にという事なんですね?
赤ちゃんがお母さんの産道を通ってくる時に、血液を介してうつるといわれているのですが。
今はどうなのですか?
これは20年以上前から、出産の時にはお母さんが、B型肝炎ウイルスを持っておられるかチェックして、ワクチンなどでお母さんから子どもへうつるのは防いでいますので、今は激減しております。
この無症候性キャリア、ウイルスを持っているのに症状は全く出ない。
かつ肝機能値も異常ではないという事で、非常に気付きにくい訳ですね。
全く気付かない人が多いですね。
さあB型肝炎の治療法のお話を伺いましょう。
B型肝炎の治療は大変難しいんですけれども、個々あるんですけれども経過観察しているうちに、肝炎ウイルスを抑える抗体をつくられる方もいますし、若い方で35歳未満の方では抗体をつくるために、インターフェロンを使って治療をする場合もございますし、核酸アナログ製剤ウイルスを殺す訳ではないんですけれども、増殖を抑えるというこれが今主流の治療法です。
この場合は注意点はいかがでしょうか?
今言いましたように全く殺してしまう訳ではないので、薬を勝手にやめられますと急にウイルスが増えて、例えば先ほどの劇症肝炎になる事もありますので、勝手な判断で薬をやめて頂く事は差し控えて頂きたいですね。
また妊娠を考えている方は、胎児に影響がある場合があるという事ですので、是非主治医の先生にご相談して頂きたいと思います。
さてウイルス性肝炎の治療法、大変進歩してきた印象を今日持ちましたけれども、更なる進歩には期待が持てるんでしょうか?
C型肝炎ウイルスに関してはいろんな新薬が次々と開発されています。
近い将来飲み薬だけで、C型肝炎ウイルスを体から消す事ができる時代が、来るのではないかと考えています。
期待したいですね。
それと大事な点ですがウイルスに感染しているのに、全く気付いていない方大勢いらっしゃるんですね。
そうですね。
C型肝炎ウイルスが、150万人おられるのではないかと予測されていますけれども、治療を受けられている方は50万人ぐらいという事で、多くの方が知らず知らずのうちに感染していると。
是非一度は血液検査を受けるべきですね。