さてどのような障害でしょう?
全ての方がこのようになる訳ではないのですけれども、このように湿疹が全身に及ぶ状態になるという事です。
治療では慎重な態勢をとらなければいけませんね。
ですから現在では肝臓専門医と皮膚科専門医が密接に連携して、これの治療に当たるという事になっています。
それではこうした副作用に配慮しつつ、ほかに注意点はございましょうか?
まず画面を切り替えます。
こちらですね。
副作用が強いという事で、原則的には65歳までの方を対象にしているという事です。
それと糖尿病やうつ病の既往がある方には、差し控えたいという事になっています。
そうしますとご高齢者も多い訳ですから、こうした治療ができない方には打つ手はないんでしょうか?
そういう事はございません。
従来から肝庇護療法というのがありまして、これはウルソデオキシコール酸製剤飲み薬ですけれども、ほとんど副作用もございませんし、グリチルリチン製剤これは注射薬ですけれども、これによって炎症を抑える事で、線維化を抑えて、肝硬変にいくのを少しでもゆっくり、病気が進むのを抑えるという治療法を、肝庇護療法でやっています。
こうした治療法も考えられるという事ですね。
それではもう一度冒頭の円グラフを出しましょう。
肝硬変の原因となるもの。
ウイルス性肝炎。
もう一つB型というものもございました。
こちらのご説明をして頂きましょう。
B型はまず感染がどうなのでしょう?
感染が成人の時にうつる場合と、母子感染といってお母さんから子どもさんにうつる、大きく分けて2つがあります。
まずこちら成人での感染からお話し下さい。
成人でうつった場合はほとんどの方は、急性肝炎という状態でウイルスが排除されて治るといわれています。
中には劇症肝炎といって急性肝不全ともいいますが、この急性肝炎の重篤なタイプで、一気に肝臓の細胞が全部壊されてしまうようなもので、放っておいたら死亡に至りますので、現在では肝移植を使って治療をしているところです。
数字を見ますとごくまれにこうした重大な事になる。
大部分の方は治癒という事でよろしいのでしょうか?
ただ最近欧米から新しい形の肝炎ウイルスが入ってきまして、その中には急性肝炎だけにとどまらず、慢性化してしまうものが出てきたのが現状です。
そういったものが今問題になっているという事ですね。
新しい要素なんですね。
それから母子感染もあるという事ですね。
こちらですね母子感染。
母子感染8割の方は無症候性キャリアという事で、ウイルスを抑えて何も症状が出ない状態になるのですが、2割の方では慢性肝炎ALTやASTが上がって、慢性肝炎になって肝硬変や肝臓がんになる事があります。