それではこの治療法ですけれどもどんな治療が行われるのか、久田さんからご説明しましょう。
C型肝炎の主な治療は、ウイルスを肝臓から排除するインターフェロンを使った治療です。
これは注射薬になります。
こちらを見てみましょう。
インターフェロンによる治療は、ここ20年ほどでかなり進歩しているんですね。
まず1992年初期の頃ですけれども、インターフェロンによる単独療法、インターフェロンだけを使った治療が行われていました。
この治療法ではウイルスの排除に成功した割合は、2~3%だったんですね。
ところが2002年からは、インターフェロンとリバビリンという薬の併用療法になり、ウイルスの排除率はおよそ20%に上がりました。
そして2004年からは更に、インターフェロンを改良したペグインターフェロンとリバビリンを併用する事で、ウイルスの排除率が50%以上となりました。
更に2011年の年末からは、このペグインターフェロンとリバビリンそれに新たにテラプレビルという薬、この3剤使うという最新の治療法が登場しました。
このウイルスの排除率70%以上と上がってきています。
今の説明で理解できましたが20年前に比べますと、飛躍的な治療の効果という事でございますね。
3剤を使うという事ですが、この治療法少し詳しくご説明頂けますか?
まずペグインターフェロンですけれども、インターフェロンそのものにはウイルスを排除する力があると。
これは従来のものですと作用時間が短いので、毎日注射する確実に注射する、そのように注射の回数が多かったんですけれども、ペグ化という事によって一週間に1回注射するだけで、作用時間が長くなったものですから、このように注射する回数が、一週間に1回でいいというメリットが出てきたという事ですね。
治療する方には負担が軽減されましたね。
またリバビリンには免疫力を増強して、インターフェロンの力を高める作用があると。
そして3剤目のテラプレビルは経口剤ですけれども、これはウイルスそのものの増殖を抑える事によって、体からC型肝炎ウイルスを排除するのを助けます。
3剤併用で非常に効果が高まったんですね。
副作用もやはり気になりますがどのようなものがありますか?
効果が強い分いろいろ副作用があるんですけれども、まずインターフェロンそのものの効果からおさらいさせて頂きますと、インフルエンザ様症状といいまして発熱関節痛食欲不振、うつ病や毛が抜けたりする事は従来からいわれておりますし、リバビリンでは貧血が起こったり食欲不振が起こるという事です。
新しいテラプレビルでは腎障害などもありますし、大事なのは重篤な皮膚障害が出てくるんですね。