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ストレスで過敏性腸症候群になる

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ストレスでお腹が痛くなるのは 体の中ではどんな事が起こっているのか?

まず脳がストレスを感じると脳の興奮が起こりまして、この興奮が自律神経あるいはホルモンを介して腸に伝わります。
腸の中では消化管の運動が起こり、運動が激しくなり過ぎるとこれが下痢を起こします。
あるいは運動が不規則に起こると便を進ませる事ができなくなり、これが便秘となります。
その結果高まった腸の圧力が脳に伝えられ、これが腹痛という症状を起こす訳です。
このようにして脳の興奮が起こりますと、ストレスを大変感じやすくなるので悪循環が起こってまいります。
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お腹が痛くなるという反応は 誰でも起こるものなのか?

このようなストレスによって起こる反応は珍しくありませんけれども、過敏性腸症候群の人は脳や腸が非常に過敏であるために、この反応が起こりやすいと考えられています。
ストレスは腸に影響を及ぼしやすいという事です。

AさんもBさんもストレスで過敏性腸症候群に

Aさんの場合はやはり会議や試験などのプレッシャーをストレスとして感じやすいという可能性があります。
またいつ下痢が起こるかを常に心配しておりますので、それがストレスとなって悪化するという事がある訳です。
これは本当に実感する方、多いと思いますね。
それからBさんもやはりストレスがもとにあると考えられます。
実は過敏性腸症候群というのは、うつや不安を伴う事が少なくありません。
Bさんは気分が重く、頭痛、眠れないという事もあるので、そういった事が起こっている可能性があります。
つらい便秘が続いて気がめいったり、気がめいる事でますます症状が悪化するという悪循環が考えられます。
AさんもBさんもやはりストレスを感じたものがおなかにきて、それが心配だったりする事がまた脳にきてという、この悪循環なんでしょうね。

過敏性腸症候群の人の過敏性を調べる器具

過敏性腸症候群の人は腸が過敏になっている。その過敏性を調べる器具があります。
袋をお尻から大腸に挿入して膨らませていきます。
袋の圧力を強くしていくとおなかが痛みを感じるんですね。
どのくらいの圧力で痛みを感じるのか調べる事ができるという事なんです。
大腸の運動が起こると圧力が上がってきますね。
健常な人は非常に高い圧力をかけてあげないと、痛いという感覚が出てまいりません。
ところが過敏性腸症候群の人は非常に低い圧力で、すぐに痛みを感じてしまう訳です。
そして同じ健常者が感じるような圧力に対して、非常に大きな痛みを感じてしまうという事です。
つまりおなかが感じやすいという事は決して気のせいではなくて、大腸の知覚過敏と呼びますが、このようにはっきり表れています。
この器具を過敏性腸症候群の検査に用いる医療機関もあります。