この方のご相談もう一度見てみますと、「言われたことはきっちりやる性格で」という事ですが、この辺はどうなんでしょうかね?
割と生真面目な方で気遣いをされるという方には、拝見しないと分からないんですがこの四逆散の類いの、もうちょっと体力が弱い方向けの柴胡桂枝乾姜湯という、薬がございます。
もう一度教えて下さい。
こんな薬がいいように思います。
散歩などのストレス対策がいいという事ですが、症状が気になって外へ行くのも、おっくうだという方いらっしゃるでしょうね。
出先でおなかが急にというのもありますからね。
そういうご相談ありますよね。
埼玉県33歳の女性です。
「気を遣う人がいるときや慣れない場所では、食べものを口に入れただけで下痢になります。
またおならを我慢しなければならないので、車の中や静かな空間にいるのがつらいです。
そのため外出したり電車に乗ったりしたくありません」。
心療内科の福土さんに伺いますがいかがですか?
もちろん薬を使う事もあるんですが、この場合はむしろそういった状況を避けると、かえってそれがまたストレスを大きくするという、原理のようなものがあるんですね。
ですからむしろ、行動して頂いて行動していく中でそれを解決していくという方が、より解決に近いという場合が非常に多い訳です。
ですので、まず行動を先にとって頂くという事を、よくやって頂きます。
でも出かけると毎回毎回、そうなるんじゃないかという不安はどうなんでしょうかね?
ところがいろいろ調べてみて頂くと、例えば10回のうち1回ぐらいつらい思いをされますけども、9回ぐらいはうまく行動されているという場合も、少なくない訳ですね。
ですので9回のうまくいってる方に、いろいろ気持ちを集めて頂く。
この方のように症状が気になる方の場合の、病院での治療法ですねちょっとまとめて頂けますか。
まずお薬としては抗うつ薬を中心として、これは実は腹痛にも効く方法なんですね。
不安を静めるだけではなくて腹痛に対する効果もあるという、大変優れた治療法です。
それから不安が非常に高い場合には、抗不安薬を大体1か月ぐらいをお勧めしているんですけれども、短期間上手に使うという事ですね。
それから心理療法としては認知行動療法という方法が、大変よく知られています。
これはどういうものなんですか?
これはいろいろな刺激と症状それから情動と行動の関係を、日々よく調べて頂いてその関係性を、医師と患者がよく話し合って…ちょっとした刺激に振って、症状が起こってくるという関係を、いろいろ工夫して変えていくという方法なんですね。
やはり先生と相談するというのが一番いい訳ですね?
それが大変重要な事です。
愛知県49歳の男性からです。
「今度旅行に行くのでとても心配なのです」。
これは石原さんいかがでしょうか?
この方のような方たくさんいらっしゃると思うんですが、下痢の薬はたくさんあるんですが、ただ下痢を催してから数分で効くという事を考えると、なかなか難しいと思うんですよね。
確かに早く効くお薬とかあって、それを使うのは悪い事ではないと思うんですが、こういう方にはやはり、セロトニン3受容体拮抗薬といいまして、いわゆる過敏性腸症候群の下痢に使われるようなそういうお薬。
この主な薬3つありましたその一番下ですね。
このお薬は非常に効果が高いお薬で、このお薬をどこかお出かけになる前とか、ふだんからおのみ頂いて、そういう急な下痢が来るのを前もって抑えておくと。
そういうふうな事をまずなさるか、あとは旅行とかそういう所へ行かれる時にも、非常に効果の発現が早いですから、こういうのをお持ちになって出かけられると、また安心も加わるという。
ただあまりにも効き過ぎて、時々便秘になる方がいますので、量とか回数とかを調節する必要はあると思いますね。
いかがでしたでしょうか?
過敏性腸症候群には、薬食事ストレス対策と、さまざまな治療法があるんですね。
しつこい下痢や便秘で、仕事や家事に支障があるという方や症状が不安な方は、一度受診してみてはいかがでしょうか?