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腹膜透析の問題点

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透析はどういうふうにして行うのか?

腕に針を刺して血液を取り出して透析の機械できれいにして、また体に戻すという事を行います。
腕の血管から血液を取り出してダイアライザーという血液をきれいにする装置があるんですが、その中に血液を入れます。
そして血液から老廃物だとか水などの不要なものを透析液の方に取り出して、そしてきれいになった血液だけをまた体の中に戻します。
いらないものが透析機の方へ出ていって、吸い出してくれるというイメージですよね。
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血液透析のほかに腹膜透析もある

透析の方法はほかにもあって、血液透析のほかに腹膜透析という方法があります。
これはおなかの中にある腹膜という膜を使って透析をやる方法です。
おなかの中に透析液を入れましてこの透析液の中に老廃物だとか余分な水分なんかを染み出させて血液をきれいにする。
そしてこの透析液を今度は体の外に出します。
それを繰り返す訳です。
自分の体内にある腹膜を利用している訳ですよね。

どれぐらいの量の透析液を入れておくのか?

標準的には2の透析液を中に入れまして、4~8時間ここに置いておくという事を繰り返します。
これを昼間やったりあるいは夜間機械で自動的に交換するという事も行います。
そうするとこれは液を入れたまま活動する事ができるという事なんですね。
液を入れたまま活動できますので、これは家でもできる透析という事になります。
主にお仕事をされている人が選ぶような方法になります。

この腹膜透析の問題点としてはどんな事が考えられるか?

これは操作を間違えますとおなかの中に管を通して細菌が入り込んでしまって、腹膜炎を起こすという事が非常によく見られる怖い合併症の一つです。
清潔な管理が必要ですね。
それからもう一つ、長くやっていますとこの腹膜がだんだん傷んできまして硬くなってきます。
腹膜硬化症といいますがそれによって腸がだんだん癒着してきて動かなくなってしまいます。
これも非常に怖い合併症の一つです。
ですからそういう事にならないように、最近では腹膜透析は5年ないしは6年ぐらいでやめて、血液透析に移行するという事が多いです。
腹膜透析という方法はいつまでも長くできる方法ではない。
大体5~6年が限度と考えればいいです。