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クレアチニン検査では腎臓がどれだけ働いているか数値として見る事ができる

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それによって腎臓の働きが分かるという事なんですね。
なぜ血液検査で腎臓の機能が分かるのか、久田さんに説明してもらいます。
通常クレアチニンなどの老廃物は、腎臓でろ過されて尿に排出されるため、血液中の濃度は低く保たれています。
ところが腎臓の機能が低下するとろ過が十分行われないために、血液中のクレアチニンの濃度が上がってしまうんです。
このクレアチニン検査では血液中のクレアチニンの濃度を測る事によって、自分の腎臓がどれだけ働いているか、数値として見る事ができるんです。
では例えば患者Bさんの例。
この検査結果を基に見ていきたいと思います。
Bさんは50歳の男性です。
クレアチニンの値は1.3でした。
このクレアチニンの値と年齢性別から腎臓の能力を表す、eGFRという値を計算する事ができます。
こちらにeGFRの値の早見表があります。
これは男性用のもので一部を拡大したものです。
縦軸がクレアチニンの数値横軸が年齢です。
Bさんのケースを見てみますと年齢は50歳。
そしてクレアチニンの値が1.3ですから、eGFRの値が47.4という事になります。
この表のうち青く色がついている部分、eGFRの値が60を切ったところから慢性腎臓病と診断されます。
青から黄色のエリアに入りますと、病気が進行している事を示しています。
この表全体図の概念図見てみましょう。
この色分けですが青から黄色オレンジそして赤へと進むほど、病気が重症になります。
この赤色のところは、eGFRの値が15を切っている部分です。
腎臓の機能が著しく低下しているため、透析治療や腎臓移植が検討されます。
こうやってクレアチニンの値を調べeGFRの値を知る事で、自分の腎臓が今どの状態にあるのか、把握する事ができるんです。
クレアチニンの検査は、通常の健康診断にも入っているものですか?
特定検診というのがありますね。
特定検診では、実はこの血液中のクレアチニンは必須項目ではないんですね。
ですからクレアチニンは測定している自治体や会社があれば、測定していないところもあるんです。
気になる方は医師に相談して頂きたいと思います。
この検査はどれぐらいのペースで受けたらいいでしょうか?
もし血液中のクレアチニンが正常であれば、年に1度受けて頂ければいいですしもし異常があれば、もう少し頻度は多くなると思います。
そこは医者とよく相談して頂きたいと思うんです。
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