なかなか怖い副作用が出てくるという事ですけれども、こういった副作用が起きる頻度はどのくらいのものでしょうか?
我々は基本的には急性反応はやむをないと思っていますが、晩期の副作用を起こさないという考え方でやっていますので、最近ではほとんど見る事はありません。
こういった事が起こりうる可能性があるけれども、こういった事が起きないような、当て方治療法になってきていると考えていい訳ですね。
それではBさんの次の疑問に答えていきましょう。
放射線の治療をしたけれどもがんが残ってしまった時に、それを手術で取る事はできるのかという事ですね。
手術は非常に難しくなる事は事実ですけれども、取れない事はないと思います。
なぜ取れにくくなるかというと先ほど言いましたように、線維性の結合組織が増えてしまうという事で、なかなか原発巣が取りにくくなってしまう。
それから血管と血管をつないだり組織と組織をつないだ時、うまく縫い合わせられなくなってしまう事で、手術としては難しくなりますけれども、やれない事ではないと考えています。
ではこちらですねもう一つ。
3つ目の疑問ですが、放射線治療は何度でもできるんでしょうか?
放射線治療ができるかどうかは、2つに分けて考えなければいけないと思うんですけれども、一つは同じ場所にできるかどうかという事と、もう一つは別の場所にできるかどうかという、その2つだと思いますけれども、同じ場所にできるかどうかという事になりますと、基本的にはできないと考えて頂いていいと思うんですね。
それはなぜかというと2つ理由がありまして、最初の時に根治的に放射線治療したという事は、目いっぱいかけているという事でそれでも治らなかったのに、もう一回同じ方法をとって治せるかという事と、副作用についても限界ギリギリまでかけていますから、もう一回かける事によって、見逃してはならない副作用が起こってしまう事があって、その2つの理由で基本的には、同じ場所に2回かける事はしていません。
ただ最近は組織が数年たつと、放射線の障害から回復してくるという研究結果がありまして、放射線治療をやらない事はありませんけれども、原則的には同じ場所には2度かけないと、考えて頂いた方がいいと思います。
同じ場所は原則としてできない。
では逆に、別の場所にできたがんには、何度でも治療は可能だという事ですか?
全く重なっていなければ何度でも治療ができます。