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前立腺がんの治療に使われる放射性物質

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それではこうしたほかのがんへの放射線の当て方ですが、どういう方法になるんでしょう?
今までお話ししたのは、外から放射線をかけるという方法でしたけれども、そのほかにもいろんな方法がありまして、例えば舌がんや子宮頸がんや前立腺がんは、直接放射線が出る針やカプセルや管を、病巣内に直接うち込んで放射線治療をする方法があります。
これは非常に治療成績がいい方法です。
埋め込む事もあるんですね。
こちらに模型があります。
これは前立腺がんの治療で使われる線源の模型なんですね。
とっても小さいものなんですがご覧頂けますか。
実際にはこの中に放射性物質が含まれている訳ですね。
これを前立腺の中体の中に埋め込んで、治療を行っていくという事なんですね。
前立腺がんの治療に使われる放射性物質が、封じ込められたものですね。
これを埋めるという事ですが、舌がんのケースなんですね。
これは?
こういった針を舌の中にうち込んで、こういったがんの周囲にうち込む訳ですけれども、これがある期間照射をして針を抜き去りますと、粘膜炎が改善するとこのようにがんが消えているという訳です。
比較を致しますとここにはっきりあるがんが、消えていると。
治療は成功という事なんですね。
全く機能障害も残しません。
それでは放射性の当て方ほかにどんな当て方があるでしょうか?
従来の外部照射という方法は、がんが大きい場合にはやむをえないんですけれども、例えば挟むように、こちら側からとこちら側からとかける事になりますので、がんの部位だけじゃなくてその通り道である正常組織に、全く同じように放射線が当たってしまいますので、副作用の事が問題になる訳です。
ところが、早期のがんになってきますと非常に小さいですので、ここにピンポイントでいろんな方向から、放射線をかける事ができるようになりました。
従いましてがんには根治の線量をかける事ができる訳ですが、周りの正常組織には何方向からかけますから、正常組織の線量を落とす事ができる。
これは副作用の軽減につながっていくという方法を、定位放射線治療と呼んでいます。
定位放射線治療。
難しい名前ですが、そうしますといろんな方向から当てますから、がんにはいつも放射線が当たっている訳ですね。
ほかの組織には時々にしか当たっていないという事なので、副作用の障害が少なくなる事をねらえる訳ですね。
更に進歩した当て方というのもあるんですか?
これだと基本的には小さいがんでも、均等に当たってしまうんですけれども、これからご説明しますIMRTという方法は、例えばここにがんがあったとしますね。
こちらに当てたくない正常組織があった時に、3つの方向からかける時、同じように放射線を当ててしまいますので、正常組織を囲むように放射線が当たってしまいます。
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