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急性骨髄性白血病の主な症状

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日本では白血病全体のおよそ半数を占め
最も頻度の高いものなんです。
昨日お伝えした慢性骨髄性白血病の方は
初期はほとんど自覚症状はあまりないという話でしたが
急性の方はどうなんでしょうね?
こちらをご覧下さい。
こちらが急性骨髄性白血病の主な症状です。
風邪や肺炎などの感染症にかかりやすい。
また発熱そして動悸や息切れ
更に皮膚の下の青あざ
鼻血はなをかんだだけで出る。
歯を磨いただけで歯茎から出血するなどの症状があります。
しかしこうした症状は
歯茎からの出血なんかよくありますからね。
もしかしたら白血病かなとはちょっと思いにくい症状ですね。
実際のところはどうなんでしょうね。

先ほどの症状ですが
すぐに白血病を疑うような症状ではない
ありふれた症状ですよね。そうですね。
ただやはり通常はありえないような
風邪が1週間も続いて熱が下がらないというような事で
病院へ行ってみると白血病の診断という事もありますし
また急性骨髄性白血病は病状の進行が速いですから
ちょっとしただるさを感じていたのが
数日でどんどん状態が悪くなり
自分で異変に気付く事が多いように思います。
急速な症状の悪化というのは特徴なんですね。そうですね。
この病気私たちの体の中で一体何が起きるのか。
久田さんからご説明しましょう。
白血病は血液を作る細胞ががん化して起こる血液のがんです。
私たちの骨の中にある骨髄という組織には
血液の大本となる
造血幹細胞という特殊な細胞があります。
この細胞が分化してやがて私たちの血管を流れる
白血球赤血球血小板が作られていきます。
そしてこの白血球になる手前の細胞ががん化したのが
急性骨髄性白血病です。
ここががん化する事で正常な白血球が作られなくなり
その結果血液中の白血球の数が減ってしまいます。
更にこのがん細胞は
骨髄の中で急速なスピードでどんどん増えていきます。
骨髄はがん細胞でいっぱいになり
正常な赤血球や血小板まで作り出せなくなります。
するとさまざまな症状が出てくるのです。
例えば白血球が減ると感染症にかかりやすくなります。
また赤血球が減ると酸素が行き渡らずに
動悸や息切れなどの症状が出てきます。
また血小板が減ると出血しやすくなるという事です。
こうした血液の中の血球あるいは血小板が減ると同時に
骨髄の中ではがん細胞が
いっぱいに増えてきていると。そうですね。
大体発症した時に体の中トータルでほぼ1兆個以上の白血病の細胞
ちょっと分かりにくいですが
人の握り拳大ぐらいの量の細胞があるそうですが
こういう白血病の細胞が骨髄骨の中で増殖してしまい
見た目で分かりますが
正常な血液を作る場を失っていると。
ですから異常な血液細胞白血病の細胞は増えますが
正常な血球細胞は作る事ができなくなるという状態が
白血病の特徴であります。