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リンパ節転移のない場合には、手術が基本

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カメラだけでモニター画面を見ながら手術する技術も出てきました。
それぞれメリットデメリットがあるんですけれども、胸腔鏡手術は開けて診ながら手術しますので。
こちらの開胸の方ですね。
開胸手術ですねごめんなさい。
しっかり見えます。
ですのでとっさの判断で、がんが思っていたより広がっていたとか、血管から出血したという時の対応がしやすいです。
こちらは出血性の対応などが難しいところがあります。
傷の大きさは確かにこちらが少し大きくて、こちらが小さいというのがあろうかと思います。
痛みについては小さな方が痛みが少ないと考えられますが、短期的な痛みは確かにこちらの方が強くて、こちらが弱いとよく言われますが長期的に見ると、体を動かしているうちに痛みはほぼ同じといわれていますし、痛みの感じ方は個人によって違いますので、まずはがんをちゃんと取り切る事が、がんの手術では一番重要と考えられています。
これは手術が長引くかどうかという事はどうですか?
長い短いという事は?
手術の時間は専門医がやればほぼ同じだと思うのですが、当然傷の大きさが違いますので、恐らく中でやっている時間はこちらの方がちょっと短くて、こちらの方が少し長い。
ただ皮膚を閉める時間は、こちらが短くてこちらが長いのでトータルすると同じぐらいになると。
よく合併症という手術のあとの余病の事でいわれるのですが、肺に麻酔の空気が流れていたかという時間が問題になります。
そういう面でいうと開胸手術の方がちょっと短くて、こちらの方がちょっと長くなる可能性があります。
ただ大きな合併症の差にはなっていませんので、あまり大きく心配されなくてもいいと思います。
それぞれ特徴がある訳ですよね。
さてAさんのケースに戻りますけれども、Aさんは肺の手術をするとすれば、どちらの手術方法が適しているのかという事ですね。
適しているかどうか最終的には、Aさんと主治医の先生のご相談になると思うんですけれども、私としては手術をやる。
呼吸機能も8割残ってふだん普通の生活をされていて、階段の上り下りが自由にできる人であれば、標準手術肺葉切除して、傷の大きさは10~15cm多少長くなるかもしれませんが、標準的な開胸をやられて手術をして、しっかりリンパまで評価されるというのが、お勧めではないかと思われます。
開胸手術の方がいいと。
いいというかお勧めとしてはそうですね。
ただご本人が主治医の先生とご相談されて、やっぱり胸腔鏡手術を受けたいという事であれば、それも一つの考えですし、もともとAさんは手術以外の方法と言われていましたので、放射線のメリットデメリット手術のメリットデメリットを、主治医の先生と相談される事が大事だろうと感じます。
今日のお話は早期がんの治療という事でございましたが、やはり手術が基本という事になりそうですね。
リンパ節転移のない状況で見つかった場合には、手術が基本だと思います。
主治医とよく相談して治療法を決めていくという事ですね。