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早期の肺がん治療、主に手術について

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X線検査がきっかけで右の肺に、1.8cmの比較的早期の腺がんが見つかりました。
転移はありませんでした。
治療にあたってAさんは、手術以外の方法で治せないものかと考えています。
もし手術をする必要がある場合どのくらい肺が残せるのか、またどのくらい体に傷が残るのか気になっているんですね。
治療を受けるとなるとこういう事が本当に気になって、Aさんのような早期の肺がん治療、主に手術についてお伝えしていきます。
呼吸器外科で肺がん治療、肺がんの治療はここ最近の進歩はどうでしょうか?
肺がんの治療の基本は手術放射線薬とあるんですが、手術については昔は大きく開けていたんですが、小さな傷でできるような機械が出てきましたので、患者さんに優しい手術が出てきました。
あと薬も開発されましたし、放射線の技術も上がってきましたので、確実に治療は進歩していてより早期のものであれば、治るチャンスが出てきたというのが現状かと思います。
この早期の肺がんの治療を考えていきたいのですが、できれば手術以外で治せないかとお考えでございました。
これどういうふうに受け止められますか?
Aさんの場合は腺がんで1.8cmという大きさで、転移がないという事ですので、病気としては比較的早い時期になりますので、もし手術に耐えられる呼吸機能があるようであれば、普通は手術をするというのが一般的なコンセンサスになっています。
ただしどうしても手術が嫌だという場合には、今度は放射線が治療のオプションとしてあります。
それでは放射線治療が選べる訳ですね。
どう考えればいいでしょうか?
それぞれのメリットデメリットを、Aさんがどういうふうに理解されるかという事ですが、手術の場合のメリットはがんのある場所、がんがいくかもしれないリンパの流れも含めて、肺を取ってリンパを郭清する、リンパを取る事によってがんを完全に取る事ができます。
一方手術する事によって痛みが出たり、一時的に息苦しい時期がある事は否めません。
一方放射線でこの影のところをたたくという治療をすると、確かにここはがんが無くなってしまうのですが、この通り道にがんが及んでいた場合には、実際にはそこからまた出てくる。
局所再発といいますけれどもそういう事が起こります。
手術ができる人にここだけの放射線をかけると、2割の患者さんに局所再発するというデータもあります。
ですので局所再発というデメリットを考えると、手術をお勧めするのが一般的なコンセンサスになっています。
ところで肺がんには種類がありましたよね。