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脳炎で意識障害や痙攣が・・・

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どういう経過をたどるかといいますとこういう事ですね。
発熱も発疹も大体3~5日で回復してくるんですね。
3日ばしかという言い方は、ここから来てるのかもしれませんけれども、しかし症状出るにしてもいずれよくなるという事ですから、そんなに心配しなくてもいいでしょうか?
ところが結構これは合併症の多い病気なんですね。
代表的なものが2つあります。
一つは脳炎、一つは血小板減少性紫斑病といいます。
脳炎というのは脳がやられまして、意識障害やけいれんが起こったりします。
大体5,000人に1人といわれています。
それから血小板減少性紫斑病は、血小板という血液を固まらせる成分が、風疹によって非常に下がりまして、全身に出血しやすい状況が出てくる。
それを紫斑病というのですが大体2,500~3,000人に1人、こういう病気になるといわれています。
ですから非常に注意が必要な病気でもあるんですね。
油断をしてはいけませんねこういう事がありますからね。
それでは風疹に感染した場合症状が出た場合、治療はどういうふうになるんでしょうか?
風疹ウイルスに効く薬はありませんので、対症療法になる訳ですが、発熱やあるいは関節の腫れ痛みが出た場合に、消炎剤解熱剤等が使われます。
そういった治療で多くの場合、3~5日でよくなるという事ですが、何か注意点ありますか?
実は風疹は症状を出す前からウイルスを排せつして、人にうつし始めている事がありますし、熱や発疹が治まっても、しばらくウイルスを出し続ける事がありますので、一つはきちんと医療機関にかかって、診断を受ける事が必要ですし、自分自身周りに影響がない事を確認して、仕事なりに出かけて頂きたいと思います。
大体よくなったからもう仕事に行かなくちゃと、ちょっと考えない方がいいですね。
特に妊娠中の女性は風疹には注意が必要だという事を、聞きますけれども。
実は妊娠初期の妊婦さんが風疹にかかりますと、胎児に症状を出す事があって先天性風疹症候群と呼びます。
どんな症状なのかこれでご説明頂きましょう。
風疹に対して全く免疫のない妊婦さんが、風疹にかかった場合なんですけれども…、こうしたものが生まれてきた子に見られる事があり、時には心身の発育に遅れが出る場合などもあります。
こうした症状の全てがそろって出てくるのではないですね?
はい。
実はどういう時期に妊婦さんがかかったかによって、症状の出方と組み合わせが変わりまして、妊娠の早い時期ほど目と心臓と耳の症状がそろいやすくなって、だんだんその頻度は下がってくるんですけれども、大体妊娠の20週近くまでは、難聴が残りやすいといわれています。
逆にいえば、妊娠20週を超えてくると風疹にかかっても、子どもへの影響はほとんど無くなるといわれています。

風疹
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