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頻脈は波形の間隔が短く、徐脈は波形の間隔が長い

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こうした波の形だけではなく、波の間隔も問題になるんでしたよね。
こちらで見てみましょう。
心臓の収縮拡張の1つのサイクルは、1分間に60~100回繰り返されています。
これが正常のペースです。
それよりも速いものを頻脈。
遅いものを徐脈といいます。
どちらも不整脈なんです。
この波形はといいますと、正常な場合ではこのように規則正しくリズムが繰り返されます。
これが頻脈になりますと波形の間隔が短くなります。
一方徐脈になりますと波形の間隔が長くなります。
こうした不整脈どういう事が起きるかという事ですが、徐脈になるとどんな症状が出ますか?
このように脈と脈の間が空きますので、血液を体の方に送り出す事ができなくなるんですね。
そんな事で徐脈になりますと…、このような事が起こりますと例えば自動車の事故のような事、自爆事故などを時々拝見する事もございます。
なるほど怖いですよね。
頻脈ではどういった症状が出るでしょうか?
頻脈の場合も急に脈が速くなると血圧が下がるんですね。
自覚的には動悸が一番特徴的かと思います。
血圧が下がりますので息切れ。
共通していますね。
めまいも起こす事があります。
最悪の場合失神を起こす事もございます。
更に怖い事がございますね。
こちら。
細動は頻脈が極端になった状態と、お考え頂いてよろしいと思います。
まず心房細動。
心房が細かく動くと書いてございますが、そのような状態になりますとやはり心不全を起こしたり、最近よく注目されている心原性脳梗塞を、起こす原因にもなります。
もう一つは心室細動がございまして、心室自体が細かく動いてしまって血液を送り出せなくなる状態。
これは突然死を起こすともいわれています。
怖いですね。
波形で見たいんですが心房細動心室細動それぞれの波形。
まず心房細動です。
下にあるのが先ほどお見せした正常の心電図です。
P波QRS波T波という、3つの波が順番に出てまいります。
ところが心房細動になりますと、P波というのがよく分かりません。
基線が細かく動くものを心房細動の細動波といいますが、そういう状態になってしまって、かつ房室結節を通る回数がバラバラになってしまう。
ですからRとR波の間隔が不規則になる。
これが特徴的です。
では一方の心室細動の方ではどんな波形になるでしょう?
心室自体があちこちで興奮している状態ですので、波形が全然形を成さない状態です。
これが特徴的です。
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