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不整脈は自覚できない事もある

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心臓の動きを電気的な信号で読み取る。私たちの心臓はこのように、一定のリズムを刻んで動いています。
しかしこのようにリズムが乱れ、スピードが速くなったり遅くなったり、波形がいびつになる事があります。
今見た心電図ではっきりと異常が分かってくるんですよね。
不整脈がありますと心臓から一定の血液を送り出せなくなり、全身に症状を引き起こす事もあるんですね。
しかも不整脈は自覚できない事もあるため、心電図で発見していく事が大切なんです。
図は心臓の動き方を、どのように捉えているものだと考えればいいのでしょうか?
私たちの心臓は絶えず収縮と拡張を繰り返しています。
このリズムをつくっているのは心臓を流れる電気の信号です。
この電気の信号を捉えてグラフにしたこれが心電図です。
不整脈があるかどうか診断するためには、この心電図が不可欠な訳です。
さあ今お話がありました、心臓の動きと電気の信号の流れが関係があるという事ですね。
この関係久田さんから少しご説明しましょう。
私たちの心臓をこのように見たと考えて下さい。
心臓というのは上を心房下を心室、そして左右に分かれていますので、全部で4つのお部屋があります。
右の心房には洞結節という部分があって、これは電気を発生させる発電所のようなものです。
洞結節から出た電気の信号は、まず左右の心房を巡ります。
そして房室結節というところに一旦蓄えられます。
その間に心房は収縮して、血液は心房から心室へと入っていきます。
電気信号は次に心室の方へ伝わっていきます。
そうしますと心室が収縮して、血液は肺や全身に運ばれていく訳です。
最後に電気信号が収まって心室が広がります。
実にすばらしい仕組みで、心臓は血液を送り出している訳ですよね。
この心電図は電気の流れの状態を捉えて、心臓の動きを捉えているという事なんですね。
こちらを見て頂きたいと思います。
心電図は心房が興奮した時にP波というものができます。
心室が興奮した時にQRS波ができまして、心室筋が元に戻る時の状態をT波が表しています。
このようにアルファベットで波の名前を付けている訳です。
それぞれ電気的な興奮状態を示しているという事ですかね?
そういう事ですね。
実際の収縮は、心房筋が興奮したあとに心房が収縮して、先ほどもお話ありましたように、房室結節で電気が蓄えられておりまして、心室が興奮したあとに心室が収縮する事になります。
不整脈が起きますと波の形も変わってくるという事なんですね。
例えばQRSというR波が大きくなりますと、心臓の筋肉が肥大している可能性がありますし、例えばQ波が非常に深くなったり、幅が広くなったりしますと、心筋梗塞をやった事があるかもしれない事を示しています。
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