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男性にも更年期障害 ED勃起障害が起こったり、早朝勃起の回数が低下する

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しかし男性にも更年期障害があるという事は、あまり知られていないんじゃないでしょうか?
確かに知られていなかったのですが、この10年ぐらい女性の更年期障害と同じように、男性も男性ホルモンが低下する事で同じような更年期の症状が、起こってくる事が分かってまいりました。
ではこの男性ホルモンどのような働きがあるのか、また低下するとどのような事が起きてくるのか、こちらで見てみましょう。
男性ホルモンといいますが男女共にあります。
男性の場合は主に精巣でつくられます。
これは脳が精巣に指令を出して精巣でつくられるという事です。
その働きですが強い筋肉や骨をつくったり、物事を判断したり記憶するなどの脳の認知力、また男性の性機能を担ったりする事に、関わっていると考えられています。
この男性ホルモンが低下しますと…、さまざまな症状が出てきます。
男性ホルモンの低下によって実にさまざまな症状があるんですね。
男性ホルモンの低下で身体的精神的性機能の障害が出たのが、男性更年期障害LOH症候群という事になります。
先ほどのAさんの症状を振り返ってみたいのですが…、これ見ますと「うつ病でしょう」と言ってしまいがちですが、どうでしょうね?
実際うつ病とLOH症候群は非常によく似ておりますので、両者を見分けるのは大変難しいと考えられております。
実際私の患者さんの中にも長らくうつ病として、治療を続けてこられた方もたくさんおられます。
中高年の方でうつ病を発症して、抗うつ剤等で治療がうまくいかないという方は、男性ホルモンを一遍調べてみる事が必要かなと思います。
そしてAさん実はほかにもこんな症状が出ていたんです。
食事の量が変わらないのに、体重が1年で7kgも増えてしまったという事なんです。
男性ホルモンの低下と体重の増加何の関係があるのでしょう?
男性ホルモンは筋肉量を増やして脂肪量を減らすという、いわゆる抗肥満作用がございます。
ですので男性ホルモンが低下してまいりますと、内臓脂肪が増えるという事で、糖尿病やメタボリックシンドロームを発症しやすくなりますので、食事量が変わっていないあるいは運動量も変わっていないのに、急に太ってくるという時はこういう事を疑う必要があります。
さてこの症状の大きなものとして、性機能に問題が出る。
これご説明頂けますか?
男性ホルモンは性機能に極めて重要な働きをしておりますので、例えば性欲がなくなる。
今まで非常に興味があった歌手や女性に関して興味が無くなる。
あるいは夫婦生活が無くなるといった事が、関係しているといわれております。
実際にED勃起障害が起こったり、早朝勃起の回数が低下するという事もいわれています。