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フルオロウラシルとホリナートカルシウムの点滴

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ここまでステージⅢaまでの治療という事でしたね。
では次はⅢb以降の治療を見てまいりましょう。
こちらはリンパ節転移が4個以上という場合でしたよね。
どんなものになってきますか?
こちらをご説明頂きましょう。
Ⅲb以上になりますと4割近い再発が出てしまいますので、このオキサリプラチンという薬を、併用していくというのが基本の考え方になります。
そして標準治療であるFOLFOX療法におきましては…。
こちらですねFOLFOXと書いてありますね。
フルオロウラシルの点滴を2時間ホリナートカルシウムの点滴、そして自宅で46時間フルオロウラシルを持続的に投与しますが、通院治療センター病院でオキサリプラチンの点滴を行う。
そして2週に1回行っていく形で治療が行われています。
この中で自宅点滴46時間というのがございますが、これは大変な負担ですね。
患者さんがこれを受けるためには、鎖骨の下にポートを埋め込む15分程度の処置が必要になります。
そして46時間このポンプによって持続的に抗がん剤を注入して、自宅で針を抜く形で行われています。
自宅で過ごしながら、少しずつこの薬剤が体の中に入っていく治療なんですね。
では続いてもう一つありましたね。
XELOXこちらはどのようなものですか?
ここのフルオロウラシルとホリナートカルシウムの点滴の部分、自宅で行う46時間の点滴の部分を、カペシタビンという飲み薬に代用させたものです。
そしてこれに対してオキサリプラチンを点滴で補う。
ですのでカペシタビンは2週間内服して頂いて、病院に来るのは3週に1回。
点滴時間も短いというメリットがございます。
組み合わせFOLFOXとXELOXがございました。
それぞれの副作用の特徴はいかがでしょうか?
ベースになるフルオロウラシルとホリナートカルシウムカペシタビンの副作用は一緒で、それにオキサリプラチンの副作用である、手足のしびれなどの末しょう神経障害が、注意しなければいけない副作用になってきます。
末しょう神経障害はどの程度のものですか?
これはオキサリプラチンの投与量が増えれば増えるほど、しびれが出てくるといわれておりまして、進んできてしまいますと鉛筆や箸が持ちにくいなど、足の裏の感覚が感じにくくなるといわれております。
そういった症状が重くなると、薬の使い方減らしたりという事になる訳ですか?
日常生活に支障が起きる前に、オキサリプラチンを減らしたり休む必要がございます。
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