この手術ではおなかにいくつか穴を開けるという事でしたが、具体的にはどんな穴どんな傷になるんでしょうね?
これが腹腔鏡手術のおなかの傷です。
小さな1cmぐらいの穴を開けて、そこに鉗子を何か所か入れて、そして内視鏡の操作で手術をやっていく訳です。
そして切除標本を、5cmぐらいの傷ですけれどここから取り出していく。
切除したがんを取り出すところも必要な訳ですね。
それが小切開といいます。
こちらの開腹手術とは大きな違いで、開腹手術の場合は15cmぐらいの切開という事で、一緒に筋肉の層も切っていきますから。
こちらは翌日からピンピン歩けますがこちらはしばらく、ベッドに安静にしていなければいけないという違いがあります。
どうしても傷口が大きいという事ですよね。
入院期間という事ではどうなりましょうか?
入院期間は腹腔鏡手術は一般的には7~8日間、1週間ぐらいで退院できるのですが、開腹手術の場合はその約倍ですね。
昔は1か月ぐらい入院していましたが、今はだいぶ縮小されてきましたがそれでも2週間は必要です。
倍ぐらいの入院期間の差があります。
腹腔鏡手術の場合は翌日から動けるとおっしゃいましたね。
それが大きなメリットですね。
そうしますと随分こちらの腹腔鏡手術の方が、負担が軽いなという印象を受けるんですけれども、腹腔鏡手術ならではの難しい点もございますね。
難しい点は技術が熟練していないと、やはり手の感触がありませんので、いろんなトラブルになる可能性もあるんですね。
それで技術認定試験を非常に厳しくして、基本的には合格した人がやるという前提になっています。
技術的に非常に難しいという事ですね。
ただ腹腔鏡手術が随分最近は普及してきていると聞きますが、どれぐらいの普及度でしょうね?
最近大きな病院とか、だんだんドクターが熟練してきて出血量がほとんどないんですね。
それからよく見える。
それから退院が早い。
手術の成績はほとんど同じだという事で、非常に腹腔鏡をやる人が増えて、大腸がんの手術の8割ぐらいが、腹腔鏡の手術に変わってきつつあります。
随分普及してきましたね。
ここまで結腸にできたがんについて、教えて頂きましたが今度は直腸にできたがん、どういう手術になるのかポイントを教えて頂きましょう。
直腸この辺ですね。
直腸はここですね。
S状結腸から連続して肛門からすぐですけれど、これは男性の場合ですけれど、ぼうこう前立腺いろんな臓器が密集しています。
女性の場合は子宮や卵巣がすぐそばにあって、そこに多臓器ですが神経が同じように分布していて、直腸がんを手術する事によって、多臓器にいく神経がかなり切られちゃうんですね。