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大腸がんの手術には開腹手術と腹腔鏡手術がある

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前回は内視鏡治療について詳しくお伝えしましたね。
リンパ節転移がなく粘膜下層までにとどまっているがんですね。
それより深くなりますと内視鏡では取れませんので、手術となります。
大腸がんの手術といいますと、人工肛門になるんじゃないか、手術の傷痕は非常に大きいんじゃないか、食事は普通にできるんだろうかいろいろ心配になりますよね。
そういった手術による負担を軽くするような工夫が、今いろいろとされるようになってきています。
大腸がんの手術現状はどうなんでしょうね?
さて大腸がん進行した状態になりますと、内視鏡による治療は難しいという事になってくるんですね。
進行した状態ではリンパ節転移がかなりの頻度で出てくる。
それからステージ0Ⅰの一部の、粘膜下層であれば内視鏡で取れますけれど、もっと深くなった場合は内視鏡で取れない事があるんですね。
その2つの理由で手術の適用になってきます。
大腸がんの手術どういうものか見ていきましょうね。
大腸がんの手術には開腹手術と腹腔鏡手術があります、ここでは結腸がんについて見ていきます。
例えばS状結腸のこの辺りにがんがある時ですね。
多くの場合は周囲のリンパ節や血管も一緒に取りますので、S状結腸をこのように切っていく事になります。
ほかの部分でもこれは同じように行います。
そして切除したあとは、残った腸管同士を縫い合わせる事になります。
さあ伺いましょう。
こうした手術、リンパ節も合わせて取らなければいけない事がポイントなんですね。
どういう理由なんでしょうかね?
リンパ節に転移していくとどんどん転移して、全身に回っていくんですね。
そのリンパの流れというのは、所属血管に沿っていく。
従って血管が一番の大本ですS状結腸の場合。
根元のところまで血管と一緒にリンパの流れを切除していく。
切除としてはこういう形になる訳ですね。
かなり広範囲な切除になりますね。
再発や転移を予防するために、根治するためにはどうしても血管と一緒に、目で見えないようなリンパ流を取ってしまうという形ですね。
今度はもう一つの手術、腹腔鏡手術について見てみましょう久田さん。
体の負担が軽減される腹腔鏡手術は、最近増えています。
おなかを大きく開ける事なく、手術を行います。
こちらの図で見ていきましょう。
こちらが頭の側こちらが足の方です。
この手術ではまずおなかに炭酸ガスを入れて膨らませます。
そのあとおなかに数か所の小さな穴を開けます。
そこから腹腔鏡カメラですね。
それから手術の道具などを、このように入れて腹腔鏡のカメラによって、おなかの中をこちらのモニターに映しこれを確認しながら、この器具を操作して腸管を切除したり、体の外に取り出したりする手術です。
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