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手術でがんを取りきって、術後に化学療法を加えるというのが今の一般的なやり方

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それを内視鏡治療でやれます。
リンパ節転移がないと判断され、かつ粘膜下層までにとどまるものこの条件ですね。
この条件から外れますと、内視鏡治療ではないほかの治療が検討されるという事ですね。
手術治療になります。
そしてステージが進みますとこちら。
手術治療でがんを取りきってリンパ節も取りきって、術後に補助療法として化学療法を加えるというのが、今の一般的なやり方です。
そのほかに肝臓や肺や腹膜など多臓器に転移している場合は、もっと進んでいる段階ですので、がんを全部取りきれない事もありその場合は、化学療法放射線療法が非常に働きを増してくる訳です。
今日のお話の主題内視鏡治療詳しく見たいですね。
実際に内視鏡をお持ち頂きましたので、見せて頂きましょう。
ちょうどここに内視鏡があって、ちょっとお持ち頂けますか。
治療するのにスネアというのを出していきます。
今出していきます。
ちょっと出てきましたね。
それでスネアを広げてもらえますか?
そしてもっと広げて。
更にグッと…。
これはドイツで私が開発したもので実際に売られているものですが、非常にパワーがあって内視鏡治療でがんを取りきれるという…。
ここの部分が?
その中に抱えて。
この爪のところががんだとすると、それが全部入るようにして締めていきます。
そしてある程度まで締めてから、高周波の電流でボンと焼き切ってしまう。
爪の部分ががんだとしますと取れてしまうという事ですね。
大丈夫ですね?
そんなに締まってません。
さあこちらの図でその仕組みをもう少しご説明頂きましょう。
昨日説明したポリープ型のがんは、ここは正常とか良性のものでできてますので、根元のところでスネアをかけて焼き切ってしまいます。
これがかけてる途中で、締めたところで切ったところです。
これで簡単に取れてしまうという一連の作業になります。
いわゆるポリープの形をしたタイプはこれで取れるという事ですね。
昨日勉強致しましたがポリープの形ではなく、平たんであったり陥没した形のがんもありましたね。
陥凹型というのですが、平らなものにスネアをかけるためには、粘膜下層に生理食塩水を入れて人工的にポリープを作るんですね。
上部にがんがいくように仕掛けして、そしてスネアをかけて正常なところで切ってしまう。
これで粘膜に限局している場合は治療が完了してしまいます。
注入して浮き上がらせた上で、引っ掛かりやすいようにして取るという事ですね。
これが取れた像です。
次があります。
更にこれでは取りにくいケースがあるようですね。
こういう割と大きなもので、さっきのEMRの手技では取りにくい、生理食塩水を入れても持ち上げが悪い場合は、スネアではなく電気メスみたいなもので、手術みたいにして周りを切っていくんですね。
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