10%あるいは20%ずつ上げて頂く事になりますし、ただ大事な事は苦しいのを我慢して動くのではなくて、苦しくなったらすぐに休む。
座ったりして休んで、息が整ったら散歩を始めて歩数計などを使って、ゆっくり時間を延ばしていく事が理想かと思います。
目標を立てる。
そして休みながらでも、時間を延ばしていくように心掛けていくという事ですね。
続けていきますとどういう効果が見えてくるでしょうか?
これは具体的な治療の前後の活動時間。
これは歩行時間で示しています。
治療前の状態ですとここにありますように、20分も歩かない方なんですが、十分に気管支拡張薬で治療致しまして、ご本人にも歩くように指導し数か月たちますと、3倍ぐらい歩行時間が延びるという症例もございますので、是非適切な治療プラス活動性を上げるような、生活の変容を勧めるようなリハビリテーションが望ましいと思います。
随分歩けるようになりましたね。
これぐらい歩けるようになると随分自信もついて…。
ご本人の表情も明るくなられますし、ほかの病気に対する予後動脈硬化や糖尿病に対しても、これだけ活動時間が変われば、必ずやいい影響を及ぼすと思います。
それではウオーキングが大変いい事が分かりましたが、実際にやっていくにあたって注意する点をお願いできますか。
COPD自体が気管支の炎症と肺胞の破壊でありますので、息切れが低酸素血症につながる場合もありますので、それを我慢してまで運動はしないという事ですね。
無理をしてはいけないですね。
苦しくなったら休む。
また息が整ったら行うという事で、少しずつ時間を焦らないで延ばすという事ですね。
更にどうしても散歩等をしますと感染のリスクも増えますので、そういったリハビリのあとには手洗いうがいをしっかりして、感染から守るという事が重要だと思います。
インフルエンザをはじめ風邪などひかないように、注意していきたいという事ですね。
続いて呼吸のしかたなどはどうなのでしょう?
よい呼吸法はあるのですか?
COPD自体が気管支が狭くなると同時に、潰れやすくなるという特性があります。
肺胞が壊れるという事にも起因するんですが、気管支が息を吐く場合に潰れますと、十分に吐ききれない空気が肺にたまってしまいます。
そういった事がないよう最後まで息をうまく吐けるように、気管支に圧力をかけるという意味なんですが、口をすぼめるんですね。
口をすぼめて息を吐くという事はすぼめた口を通して、気管のところに圧力がかかりますので、気管支が潰れずに肺にたまった空気が、効率よく出ていきますのでここに書きましたように、口すぼめ呼吸ですね。
こういった呼吸をする事が重要かと思います。