これを長時間作用型という訳ですが、この薬剤がこの数年出てきた事によって、患者さんの症状の改善生命予後が極めてよくなってきた訳です。
長時間効果が持続する事は、非常に患者にとっては使いやすいですよね。
また効いているなと感じる時間が長い訳ですね。
そうすると快適性も増すという事ですね。
それでは長時間のタイプですが、どんな種類があるのかご説明頂きましょうか。
大きく分けて抗コリン薬とβ刺激薬がございます。
どちらも気管支の平滑筋は広げるのですが、抗コリン薬の場合にはたんが出るのを抑えますので、夜間喀たんで不眠を訴えられる方に有効ですし、更にβ刺激薬の場合には線毛運動といいまして、たんの切れをよくするような作用があります。
このβ刺激薬はいろいろ種類がございますけれども、ここに貼り付けるタイプがあるんですね。
基本的に作用と副作用の面から吸入薬が主流なのですが、どうしても吸入の場合には手技の問題等で、不安を感じられる方もおられます。
そういった場合には、貼付薬を使う事によって気管支を拡張させる。
これはβ刺激薬だけですがそういったものも使われています。
吸い込む事がうまくできない方などには、貼り付けるタイプの薬は使いやすいという事で、確かにこの薬いろいろ選択肢が広がっておりますね。
長時間のものも出ているし貼り付けるものも出ています。
では短時間作用型のものはどう使っていくんですか?
これも抗コリン薬とβ刺激薬があるのですが、基本は先ほどの長時間作用型を定期的に使う訳です。
重症になってきますとそれだけでは…。
例えばお風呂に入る動作で息切れが起こる場合があります。
そういった入浴などの前に、あらかじめ短時間作用型のものを吸入して、息切れを改善するといった使い方です。
長時間を基本的に使いながら、短時間作用型を頓服のように使うというイメージでよろしいですか。
その使い方で何か注意はございますか?
作用時間ですね。
このβ刺激薬は吸入して10分ぐらいで効果が出ますが、抗コリン薬は60~90分かかりますので、できればこのβ刺激薬が適していると思います。
あまり頻繁に使ってはいけない。
そうですね。
どうきがしたり手が震えたりする事がありますので、あくまでも長時間作用型のものを基本に使いながら補助的に使う。
1日に1~2回が理想かと思います。
気管支拡張薬いろいろなものがある事を教えて頂きましが、さて薬にはほかのタイプのものもございましたね。
こちらをご説明頂けますか。
気管支を広げるだけではなくて、COPDの場合にはたんが出る感染を起こしやすいので、喀たん調整薬抗菌薬場合によっては吸入ステロイドを、適宜加えて使う事になります。