一方たばこを吸っている人は急降下という形で、機能が低下してしまうんです。
このカーブ理解しますが、かなり症状が進んでしまってから禁煙をしても、効果は上がるんですか?
今ご説明ありましたように、この病気自体は非常に急しゅんな進行をするんですが、たばこをやめれば例えば早い時期45歳でやめれば、この傾きに変わってまいります。
先ほど説明した正常の老化のカーブと同じ傾きになりますので、かなり有効性は高いといえます。
一方進んでから、例えば65歳ぐらいで禁煙されたとしても、やはりこのカーブの傾きはなだらかになりますので、もちろん早いに越した事はありませんが進んでからでも、息切れ呼吸不全になるまでのリスクを減らせますので、十分効果があると言っていいと思います。
このグラフが示している事は禁煙は早ければ早いほどいい。
しかし遅すぎる事はないと。
今やめればいいという事ですね。
やめた時点から効果が上がってくるのだと。
こういう考えを理解する必要がありますね。
それではCOPDの治療の流れです。
グラフにして見たいと思います。
こちら軽症から重症へと書いてありますが、今禁煙が大変大事だというお話を頂きました。
インフルエンザワクチンが挙げてありますがこれは何の関係があるのですか?
COPDは炎症性疾患ですので、ちょっとした風邪や感染症で症状が非常に重くなります。
これを増悪と呼んでおりますが、入院なさったり場合によっては死亡するリスクになります。
それを減らす目的でインフルエンザワクチンの接種。
場合によっては肺炎球菌ワクチンも適宜使用するようになります。
インフルエンザにかからない肺炎を防ぐこれが大事になってくる訳ですね。
さてほかの治療ですが薬物治療呼吸リハビリ酸素療法、これらは程度に応じてという事になってくるんでしょうか?
治療の中心は薬物療法という事になるのですが、COPDは進行性の病気ですので重症になればなるほど、リハビリテーション酸素療法といった治療を、加算していくやり方になります。
では基本の薬物治療どんな薬を使っていくのでしょう?
基本は気管支拡張薬と書いてございますが、気管支の周りの平滑筋を広げる薬です。
時間的に短時間作用型と長時間作用型があります。
これはどういった時間の作用かといいますと、横軸に時間縦軸に拡張効果を示しておりますが、従来ですと数時間で効果が薄れるような、短時間作用型の薬剤であまり効果がなかったのですが。
使うと上がるすぐ下がるという事ですね。
ただこの数年1日2回で済むような薬剤、あるいは1回で済むような薬剤が出てきました。